市政の動き−議会報告
【15.04.30】《鉄道高架事業》名鉄は入札情報を非公開：事業費削減の 大きな壁！
県に情報公開請求はできる・・市が答弁（３月市議会）
６１５億円を費やす鉄道高架事業。日本共産党は、市負担削減のため、県・市負担割合の見直しと、４１９億円にも及ぶ名鉄委託工事の入札情報の公開を一貫して要求しています。３月議会、市は入札情報非公開に対して、「県への情報公開請求はできる」と答弁しました。
名鉄への委託工事費は総事業費の約7割
名鉄知立駅の高架事業に要する総事業費は６１５億円、内、市の負担額は１０７億１千万円です。その財源内訳は、一般会計（基金含む）約25億円と借金約82億円というものです。
日本共産党は、市の負担軽減のため、多くの県同様に、県と市の負担割合を１対１から２対１に変更・改善すべきと提案し、さらに４１９億円と膨大な名鉄委託工事の入札情報の公開を求めてきました。税金投入の事業であり、透明性の確保は必至です。落札率５％の差でも工事費が20億円削減、入札結果が当然注目されます。
しかし、入札情報はいまだかつて公開されないまま。市は「県、市には入札情報は書面で開示するが、市議会、市民には公開しないことを原則にしてる」と繰り返しています。非公開は、全国の鉄道事業の中で、前近代的ルールとして温存されているのです。
国と鉄道事業者との調整会議の申し合わせ
平成20年12月25日、国と鉄道事業者は調整会議では、「公共工事における鉄道委託工事を行う場合の透明性確保の徹底に関する申し合わせ」を行っています。今後、「継続的に意見交換・調整を行う」とする確認事項で、
� 崚監算�業者発注の請負契約にかかる入札方式について」と記載。
�◆崟蘇薹戚鵑砲�かる積算基準について」
��「国、地方自治体による直接請負発注の可能性」など、課題にしています。しかし、一歩も前に進めておらず、課題を認識しているなら、速やかに改善すべきです。
日本共産党の県会議員団と共同して奮闘！
３月市議会で日本共産党は、「県に直接出向き、情報公開請求を行う」と表明、市は「請求はできる」と答弁しました。
一斉地方選挙前半戦で躍進した日本共産党。愛知県議会に２名の県議が誕生しました。知立市議団は「県議団と共同して、県に直接働きかける」と表明してます。
県・市の負担割合見直し、入札の透明性確保は遅れればそれだけ効果が減り、喫緊の課題です。
