市政の動き−議会報告
【15.06.26】《就学援助制度》多額の立替え払いの解消を!援助の対象項目の拡大を!
6月議会で一般質問(日本共産党)教育長が改善・検討を約束。
6月議会、日本共産党は3月議会でも改善を強く求めていた就学援助制度の件て、その後の対応を質しました。文科省が2010年度から、就学援助の対象項目にPTA会費、生徒会費など追加しましたが知立市は未実施。また、入学時の準備金など多額な場合も、まずは立替えが必要。経済的理由で就学が困難になってはならないと、見直しを求めました。
就学援助受給者・率は414人、6・9%
就学援助制度は、経済的な理由により就学が困難な児童生徒の保護者に対して、援助を行い、義務教育を等しく受けることができるようにするため、教材費、校外活動費、修学旅行費、学校給食費、入学準備補助金など、支給する制度です。知立市の就学援助の受給者・率は、今年6月1日現在、小学生256人、6・58%、中学生158人、7・7%、全体では414人、6・9%です。その中で、東小学校は66人、21・7%、南中学校は74人、11・7%と多いのが特徴です。
高額立て替え改善に、前倒し支給を検討
問題は、入学準備金など高額な立て替え払いの解消です。教育長は「栃木県日光市の貸付制度を研究したが、知立市として前倒し支給ができないか検討したい」と答弁しました。大いに期待されます。
就学援助は義務教育の範囲ですが、高校へ進学する際にも、入学金の支払いが障害になっています。高校生へ援助制度も支給日は入学後2〜3ヶ月後で生活困窮者の進学は厳しい状況があります。これにはやはり貸付制度が必要です。中学校を卒業させれば後は知らないではなく、同時に検討してもらいたい課題です。
PTA会費、生徒会費も対象=文科省=
文科省が就学援助の対象項目にPTA会費、生徒会費、クラブ活動費を追加したのは2010年度のこと。13年度で県下15自治体で実施されています。近隣では西尾市、豊明市が実施、今後広がるとみられます。知立市で実施した場合の必要経費は約131万7千円と試算(13年3月時点)、すぐに実施可能です。教育長は近隣も見ながら検討すると答弁しました。
=知立市議40年を表彰=