市政の動き−議会報告
【15.10.06】《えっ!困ります》安城警察署長が市と議会に説明:H29年3月で昭和交番を廃止と!
市議会が9月議会で可決、県へ提出・・「昭和交番の存続を求める意見書」
去る9月15日、知立市議会は緊急に各派代表者会議を開催。席上、市長は「安城警察署長から昭和交番を平成29年3月で廃止したい旨の説明を受けた」と、議会に報告しました。議会側は、昨今の知立団地の状況から「交番廃止はとても容認できない」と一致。9月議会最終本会議で「昭和交番存続」の意見書を可決、県と県警本部などへ提出しました。
昭和42年に「公団」が建設し、愛知県に貸与
昭和交番は知立団地建設時に、当時の日本住宅公団が、団地入口に建設し、愛知県は土地も建物も賃貸契約した形で、今日まで運営されてきました。地域の安全を見守る交番として定着してきた交番です。昨今は、外国人居住者が増え、昭和地区では約40%、知立団地では60%近くなり、多文化共生の取り組みなどありますが、事件が起きたりすると不安も広がります。交番の役割はさらに大きくなっています。
「事件の少ない地区」 到底納得できない
9月28日には、安城警察署長と地域課長が知立市議会を訪れ、議長団に「廃止についてご理解を」と説明(下の表)。中島牧子副議長も同席しました。「昭和交番の地域は事件が少ない」ため、「近くの谷田交番と統合し、人員をまとめれば今より強化される」との説明は、「到底納得できない」と語っています。説明は受けた翌日、議会運営委員会を開催、「昭和交番存続の意見書」を提出することで全員が一致。30日の最終本会議で意見書を可決し、即、愛知県知事、愛知県警本部長、安城警察署長に送付しました。
昭和地区全区長も要望。市長と懇談
知立団地自治会や昭和の全区長も「交番は事件の抑止的役割が大きい」「交番が近くにあるから事件が少ないんだ」など、存続を求めています。30日には市長と懇談し、区長として要望書を提出することを決めました。10月8日に、市長、議長連名の要望書を県知事に提出する予定で、区長らも同行する事となります。一丸となっての運動は貴重であり、期待されます。