市政の動き−議会報告

【15.12.08】《これでいいの》第2回ちりゅうこどもフェスティバル:お仕事体験「自衛隊員になろう」

 レインジャー体験でほふく訓練:陸・海・空の制服を着て記念撮影

 第2回ちりゅうこどもフェスティバルがパティオちりゅうを会場に11月28・29日に開催され、多くいの親子連れで賑わいました。主催したちりゅうこどもフェスティバル実行委員会の多彩な取り組みに目を見張るものがありました。しかし、28日におこなわれた10の「お仕事体験」のなかに、「自衛隊員になろう」というプログラムがあり、市民の方から「こんなのいいの」との声が寄せられました。

 安城地域事務所の自衛官が指導

   「自衛隊員になろう」は、定員20名、園児以上を対象に5回開催。指導するのは自衛隊広報(自衛官募集)を任務とする安城地域事務所所属の自衛官です。ある回を覗いてみると、男女合わせて17人ほどの子どもたちが参加していました。レインジャー訓練のうち、小学2年生以下はほふく訓練、3年生以上はロープの取り扱い訓練をおこない、終了するとレインジャーバッジを貰えます。そして、希望者は陸・海・空の自衛隊の制服を着て記念写真をとることができるプログラムです。

 「楽しく体験」で自衛隊PRは問題

   「お仕事体験」について、「あこがれのお仕事をプロと一緒に楽しく体験できます」(案内リーフ)と他の職業(右表)と同列に案内。安倍政権は、安保関連法(戦争法)を強行、海外で戦争できる自衛隊へと変質させるなか、やめる自衛官が増え、自衛隊員募集に躍起です。小さな子どもたちに自衛隊を体験させ、「楽しかった」「かっこう良かった」などと自衛隊をPRすることは問題です。

 中学生職場体験「ふさわしくない」

 以前、竜北中は中学生の職場体験で自衛隊をメニューにいれ、生徒が体験。教育委員会は、日本共産党の質問に「ふさわしくない」と答弁し、以後中止に。議会で「職業のひとつ」などと復活を求める議論もあるなか、教育委員会は「学ぶべきものがない」との見解です。
 知立市・市教育委員会は共催し、市は会場使用料40万円を負担。しかし、日本共産党に「指摘されて初めて知った」などと、チェックしていない実態が明らかになりました。

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