市政の動き−議会報告
【16.01.04】《12月議会》「介護従事者処遇改善」「看護職員増員」：市政会など反対するなか、陳情2件を採択
子育て・医療・介護など17陳情に市政会・知竜会は、すべて反対。
12月議会に提出された陳情は、「保育の充実」「消費税増税反対」「18歳までの医療費無料化」など17件。陳情審査の各委員会の冒頭で、陳情提出者が趣旨説明をおこない、現状改善の切実な思いを訴えました。22日の本会議採決では、「介護従事者の処遇改善」「県看護職員の増員」を除く15件の陳情が不採択になりました。日本共産党は、市民の福祉の増進の立場ですべて賛成しました。市政会（自民）と知竜会は、すべてに反対しました。
「介護従事者の処遇改善、議論の時ではない」市政会
◆「介護従事者の勤務環境改善及び処遇改善の実現」を求める陳情書の内容は、�＿雜扈昌�者の処遇改善、��特養ホームなどの人員配置基準を利用者２人に対して介護職員１人以上に引き上げ、夜間の人員配置を改善することなどです。本会議採決は、賛成11、反対８で可決。国に意見書を送付しました。
日本共産党は本会議の賛成討論で、「介護従事者の賃金は、一般の仕事にくらべ月額では約10万円、１年間では１２０万円ほど低く、何年働いても昇給は少ない、にもかかわらず責任は大変重いのが実態。介護職員の離職率は19％と格段に高く処遇改善はぜひ必要」と訴えました。
市政会は討論に立ち、「今・議論する時ではない」反対。
安倍総理は「介護離職ゼロ」を打ち出したはず、「今」人を増やさずして、どう実現せよというのでしょうか。
「県看護職員の増員」は安心・安全な医療のため
◆「愛知県看護職員15万人体制などの実現」を求める陳情書の内容は、�＾緡鼎旅眦找宗�超高齢化を支えるため、愛知県の看護職員15万人体制に �¬覿亰攜此�長時間労働などの勤務環境の改善、�８�内の医師と看護職員の大幅増員です。
日本共産党は、賛成討論では看護の仕事は人命にかかわるもので責任は重大、現在の過酷な勤務形態では逆に医療事故や医療ミスが心配、ヒヤリハットは現実の問題」であるとと指摘しました。
市政会は討論に立ち、「理解はするが財政確保の議論がなされていない。県の動向を見守りたい」と反対しました。本会議では、賛成11、反対８で可決。県に意見書を送付しました。
「冠婚葬祭は個人的なこと、葬祭費支給反対」（民友ク）
◆「後期高齢者医療の葬祭費支給に関する陳情書」は、愛知県後期高齢者医療広域連合に対して、葬祭費支給の申請勧奨を求めるものです。葬祭費は、後期高齢者医療給付として被保険者が亡くなったとき５万円が支給される制度。 制度を知らない、葬儀のあわただしさなどで支給申請をしない場合もあり、「申請勧奨」を求めるもの。賛成６、反対13で不採択に。民友クラブは「冠婚葬祭は個人的なもので支給は必要ないです」と（民友クラブ）。現制度を知らないのか、的外れな討論です。
