市政の動き−議会報告

【16.01.14】《子ども子育て新制度》幼稚園と比べ低い保育所の〔公定価格〕子ども〔1人当たり〕に係る経費が保育時間と反比例

 えつ!誰もが良い環境で育てられる権利をとの陳情」に反対=市政会、公明党、民友会、知竜会

12月市議会に「子ども子育て支援制度改善の意見書を国へ提出を」との陳情が出されました。市政会、公明党、民友会、知竜会の反対で否決されました。陳情は、幼稚園と保育園の公定価格が、それぞれの開所日数、開所時間に反比例していることに異議を唱え、国に見直しを求めています。至極当然の点を見て見ないふりなのか、反対するのは大問題。何でも反対の姿勢に批判の声が。

 公定価格とは

1人の子どもを保育するのに必要な、月単位の経費が公定価格です。従前、保育所では保育単価と言われていましたが、子ども子育て支援新制度では保育所、幼稚園の共通の経費として、公定価格の名称に変更されました。保育所は0歳児、1・2歳児、3歳児、4・5歳児別に公定価格があり、毎月初日の在籍人数で給付されます。

 開所日数:幼稚園200日、保育所は300日

   上の表は、幼稚園と保育所で共通する4歳児を例に公定価格を掲載しました。幼稚園の開所日数は年間約200日、一方の保育園は約300日で1・5倍。開所時間はさらに差が大きく、幼稚園の月80〜120時間に比べ、保育所は月200〜250時間で2〜3倍にのぼります。
 しかし、公定価格はどうかというと、基本分単価の額はわずか。幼稚園にあるチーム加算は保育所にないため、総額を比較すると保育所8時間認定の方が、幼稚園4時間認定の子どもより少ない額とです。さらに、幼稚園が土曜日に保育すると「預かり保育」として経費が補助される仕組みもあります。

 幼稚園並の公定価格に

   陳情者は、保育所の公定価格を幼稚園並に引き上げることを求めました。どの子も同じように良い環境で育てられる権利が保障されて当然です。
 残念ながら陳情に賛成したのは共産党3人、政策研究会3人、賛成少数で否決されました。

     =福祉の里八ッ田条例改正=

 

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