市政の動き−議会報告

【16.02.13】《大型事業:市負担額》西新地再開発、駅南区画整理で35億円:平成30年度〜35年度に事業のピーク?

 高架、駅周辺区画整理の市負担残高は108億円・大型事業ピーク時の市負担額は年18億円にも

 知立市は平成28年度〜30年度事業の実施計画を発表。計画には西新地再開発事業(概算事業費100億・市負担額約11億円)及び駅南区画整理事業第1期地区事業(概算事業費50億円・市負担額25億円)を掲載。担当者は両事業の完了を平成35年頃としています。総事業費615億円の鉄道高架事業の市負担金残高は約67億円、総事業費210億円の駅周辺区画整理事業の市負担額残高は約41億円。平成30年度〜35年度に事業ピーク時が重なり、市負担総額は年平均18億円にも膨れ上がります。

 西新地再開発事業・平成30年度本組合設立

    西新地再開発事業は市営駅前駐車場を含めた面積1・2haの地区で、市は中心市街地の活性化及び防災機能向上を目的に実施の方針で、概算事業費は100億円です。実施計画には3ヵ年で1億2814万円を計上。市はH27年9月に事業計画のたたき台となる再開発事業の基本検討事項(上図、左表)を報告。1〜2階に一定規模のスーパー誘致可能面積、3階に公益的施設を設定。住宅は150戸、駐車場380台の内容です。実施計画について担当者は、「H28年度に西新地再開発事業準備組合設立(権利者は市を含め23名)、H30年度に都市計画決定及び本組合設立、H31年度に実施設計及び権利変換、H33年度頃に工事着手しH35年度には竣工したい」としています。しかし、権利者全体の同意は得られていません。

 

 駅南区画整理事業・第1期地区は50億円

 市はH35年度完成の鉄道高架事業の事業効果の実現のため、駅南区画整理事業の第1期地区(面積3・3ha)施工による南北線と環状線を接続する方針。実施計画では2ヵ年の設計費2千990万円を計上。担当者は、「事業費は50億円、市負担額は25億円。H28年度に事業認可及び設計、H30年度〜31年度に地区外転出者への減価補償、H32年度に仮換地指定、H33年度に宅地・道路整備、35年度完了をめざす」としています。
◆大型事業が連続して計画されるなか、切実な高齢者のミニバス無料化、特定不妊治療への市の補助制度などは、優先順位が低いと実らず問題です。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
二次元バーコード
RSSフィード(更新情報)