市政の動き−議会報告
【16.05.04】《愛知県後期高齢者医療》平成28・29年度の保険料値上げ：年平均82,584円を84,035円に
年金削減、消費税増税のなか２年ごとの値上げは生活を直撃！
愛知県後期高齢者医療広域連合（75歳以上）は、４月から保険料を引き上げます。後期高齢者医療は、２年ごとに保険料改定を行い、平成28・29年度の保険料を一人へ平均8万2144円を8万4035円（表� 砲飽�き上げました。税と社会保障の一体改革による年金削減、消費税増税などの負担増で生活は大変になるばかりです。国・県の財政支援で保険料の値上げを抑えるべきです。
全国平均より高い愛知県の保険料
後期高齢者医療制度は、都道府県ごとに運営され、平成28・29年度の１人当り保険料は全国平均で6万7904です。今回の改訂にあたり、全国23の広域連合は基金を取り崩し保険料を引き下げましたが、愛知県を含めた24の広域連合は引き上げました。
愛知県の平均保険料は、全国平均比で1万6131円も高い実態です。
病気になりがちで、医療費がかかることが避けられない75歳以上高齢者を１つの制度にまとめ、高齢者人口が増えるごとに保険料負担が増加する仕組みは重大な弊害です。
「特例軽減」廃止は直ちに中止せよ
安倍自公政権は、低所得者への保険料均等割の特例軽減をＨ29年度から段階的に廃止する方針です。特例が廃止になった場合、９割が７割軽減になり保険料が３倍に、８・５割が７割軽減になり２倍に、組合健保などの被扶養者から移行の軽減対象者は５〜10倍へと大幅に負担が増えます。
知立市の軽減特例対象者数は今年３月現在、1939人で内訳は表�△里箸�りです。弱いものいじめの「特例」廃止は中止すべきです。
Ｈ31年度〜75歳到達者：窓口１割→２割を検討
政府は、さらに窓口負担１割（表��）を２割への負担増を検討、内容は
◆平成31年度以降に新たに75歳以上になる者は２割負担。
◆平成31年度時点で75歳以上に到達している者は、段階的に２割負担に引き上げるものです。
税と社会保障の一体改革は、国民総負担、貧困と格差拡大以外の何者でもありません。
