市政の動き−議会報告
【16.08.13】《広報研修会》住民に読まれ・伝わる議会報づくり：知立市議会13名がが参加
広報の役割：チェック材料の提供・住民の自治意識の醸成を
第29回愛知県町村議会広報研修会が７月29日、アイリス愛知で開催され、より良い議会報づりをめざして知立市議会議員13名が参加しました。愛知県町村議会議長会が主催し、町村議員の他知立市議会を含め11市議会から多くの議員が参加しました。講師は広報コンサルタントの芳野政明氏、住民に読まれ議会活動が伝わる「議会報の基本と編集技術」、参加議会の議会報に対する評価（議会報クリニック）、アドバイスをうけました。講演の概要をお知らせします。
議会報の目的は議会への関心を高めること
●議会報の目的は、住民の議会の関心を高めること。地域の課題を共有し、自治体の仕事ぶりを チェックする判断材料の提供にあり、これらを通して住民の自治意識の醸成ににつなげたいと強 調。
●議会報は、住民の興味・関心・読者ニーズに応えるよう企画を立て、読みたくなる議会報づくりを すること。そのためにも見出しやレイアウト、記事、写真などの編集技術にも習熟し、さらに独自 の工夫重ねていくことが大切。
●常に住民目線での企画や編集に心がけ、広報の刷新・充実を追求すること。そのために議会関係者 が力を合わせ、住民の協力での広報活動推進が重要とのべました。
住民参加の議会報・モニター制度の活用
長野県飯網町議会では、「議会だより」を通して、住民との結びつきを強め、住民の意見を議会報の編集や議会活動に反映させることを目的に、議会報モニター制度を実施。現在、57名の住民モニターへのアンケートをおこない、住民目線での議会報づくりをしていると報告。また、同議会では、町民参加による政策づくりをおこなう政策サポーター制度を設置し、政策提言をまとめ、町長に提言書を提出しているとの紹介もありました。
「知立市議会ですこんにちは」への指摘は
議会報クリニックでの「知立市議会です こんにちは」（議会ごとに発行、��85、３月議会）について、「議案に対する各議員の表決の掲載は適正」との評価。一方で「質疑や討論のスペースを拡大して、いっそうの議事公開を」との指摘をうけました。
３月議会での議案に対する賛成・反対討論の掲載はありませんでした。
