市政の動き−議会報告
【16.09.03】《介護保険》６０床の特別養護老人ホームがＨ２９年３月、パティオ北に開所
待機者の解消につながるか：市内３施設で市内外２８４人待機
現在、上重原町蔵福時地区に60床の特別養護老人ホーム（社会福祉法人清流会 岡崎市）が建設されています。市はＨ29年３月オープン予定です。この特養ホームは、第５期介護保険計画（Ｈ24〜Ｈ26年）で計画されたもので、県予算がつかず２度も延伸され、第６期計画（Ｈ27〜Ｈ29）の最終年にようやくオープン。現在、市内特養ホーム３施設の市内在住の待機者は１７９人（重複）で、新施設オープンで待機者解消はできるのか注目されます。
介護制度改悪で利用料などの負担増の実態は
第６期介護保険には、負担増とサービス削減が盛り込まれました。
知立市への影響はどうでしょうか。
◆特養ホーム入所は、要介護３以上とする改悪がおこなわれ、Ｈ27年８月以降は、特別な事情がない 限り要介護１・２の人は入ることができません。市内３施設の待機者は現在、市内・市外合せて 284名（重複）であり、要介護１・２の人を排除しても新施設オープンによる市内在住の待機者の解 消につながるのか大変疑問です。
◆Ｈ27年８月から年収280万円以上の人の介護利用料は１割から２割になりました。 Ｈ27年度は 2380人中378人（15・９％）、Ｈ28年度は1969人中、308人（15・９％）が２割負担に。Ｈ28年度比 で利用者が約400人減少は疑問が残ります。
◆低所得者の施設での居住費と食費負担を軽減する制度（補足給付・上表）の改悪もおこなわれま した。Ｈ27年度８月から�―嗣雲波鷁歙任任眄ぢ喨�離の配偶者が住民税課税の場合、�⊇嗣雲波鷁檗＼任任皸貭蠅陵唾�金がある場合は軽減の対象外になりました。
知立市では従来の軽減認定者３１４人のうち、83人が対象外になりました。また、Ｈ28年８月から 非課税の遺族年金・障害者年金が収入認定されることになり、第２段階の軽減認定者63人が負担が 増える第３段階になりました。
弱い者いじめの改悪は許せません。
要支援・・・訪問・通所介護：現行型サービス提供
要支援者への訪問・通所介護を介護保険対象外にし、ボランテイアなどを担い手にした総合事業へ改悪をしました。
知立市はＨ29年度から総合事業を実施しますが、要支援者へのボランテァ等によるサービスは実施しません。日本共産党の６月議会質問に市は、「引き続き要支援者への現行型の訪問・通所サービスを実施」、「サービス提供事業者への報酬単価は現行と同額にする」と答弁しました。
日本共産党は、改悪内容が判明して以来、議会で何度も現行サービスの継続を要求してきました。
