市政の動き−議会報告
【16.10.18】《市議会の会派改変》市政会(自民系)の若手議員4人が離脱政策研究会は解散、合流
7人から3人へ最大会派崩れる・新会派「立志会」は何を目指す
9月議会のさなか、最大会派・市政会の議員4人が次々に会派を脱退、続いて政策研究会(3人)が会派解散を表明。10月1日、記者会見で7人で新会派「立志会」をつくり、30日、石川議長に設立届を出したと表明。所属議員は市政会脱退の川合正彦議員、田中健議員、中野智基議員、永田起也議員と元・政策研究会の風間勝治議員、久田義章議員、高木千恵子議員。永年の最大会派が崩れました。
離脱4人は市長を非難:27年度決算認定に反対
記者発表の記事では、11月20日告示の市長選挙について聞かれ、「現職を容認する立場でなく、最後まで候補者の擁立を目指す」と話したとしています。市政会は一貫して予算、決算に賛成してきましたが、9月議会では離脱した4人の議員は27年度決算認定に反対、田中議員が反対討論しました。ただし、政策研究会(風間議員は私事都合で欠席)は賛成し、態度は不一致。賛成11人、反対7人となりました。30日、9月議会終了後に7人で構成する新会派「立志会」設立の届が出されましたが、態度の分かれた議員が一つになって「立志会」を作ったことになります。何を目指す立志なのか疑問が残ります。市民から、さっそく「どうなっているのか。今まで考え方が違う議員が会派としてまとまれるのか」と声が届きました。「立志」の真意は今後市民に説明されるのでしょうか。
最大会派だから議長:議会運営にも影が
議会人事では、常に最大会派が議長独占してきましたが、今回の会派改変で議長の所属する市政会は皮肉にも3人となってしまいました。改選時には8人だった市政会から、今年2月小林議員が抜け、今回4人が抜け、計5人抜けたもので、会派の体質が問われることになりました。