市政の動き−議会報告
【16.10.21】《９月議会補正予算》新たな土地区画整理事業２地区：調査委託料３２８万円を予算化
農業振興地域の鳥居・蔵福寺地区住居系での市街化編入をめざす
市は９月市議会に、新たな土地区画整理事業のための補正予算として、鳥居地区と蔵福寺地区の土地利用計画調査委託料を各164万２千円を予算化しました。
知立市議会はＨ28年６月29日、知立市に「地方創生に関する政策提言書」を提出。新市街地の拡大地区として、両地域等での推進を提言しています。
都市計画の基本的方針・住居ゾーンで開発
知立市はＨ19年〜Ｈ33年の期間における都市計画に関する基本方針（都市計画マスタープラン）を定めています。計画では農業振興地域である鳥居地区、蔵福寺地区を住居ゾーンと位置づけ、土地利用方針として中高層住宅地区としています。市は今回、計画の具体化に踏み出しました。
鳥居地区（図� 砲量明僂�11・６ha、地権者80人、蔵福寺地区（図�◆砲�22・６ha、140人です。市は、Ｈ31年市街化編入、Ｈ32年に区画整理事業を立ち上げたいとしています。事業期間は鳥居地区で３〜５年、蔵福寺で５〜７年かかるのではとしています。また、住宅個数の試算として、鳥居地区330戸、蔵福寺地区550戸の住宅を見込んでいます。
難航する上重原北部・地権者の不安解消を
農業振興地域である上重原北部地区（図��）は、市計画マスタープランで産業ゾーンと位置づけ、Ｈ20・21年度に市街化編入、工場地域として区画整理事業（26・３ha）を目指してきました。しかし、リーマンショックにより、事業凍結になりました。市は何とか事業化にこぎつけたいとして、調査費等をつけるなどで対応。しかし、地権者から「本当に工場が誘致できるのか不安」「商業地域にして欲しい」「都市計画マスタープランそのものが分かりにくい」なとの意見もあり、難航しています。
日本共産党は９月議会、地権者に愛知県内の工場立地地区（土地造成）における工場建設等の実績の情報提供の有無について質問しました。市は「そうした情報提供はしていない」と答弁。地権者の不安解消及び土地利用の納得できるビジョンを示すなど合意形成に力をつくすべきです。
＝地方創生・政策提言＝
