市政の動き−議会報告
【16.10.21】《市営住宅：ストック計画》第２期（H29〜38年度）新規計画はたった20戸：しかも第1期の未実施数そのもの
新設住宅〔中山、本田住宅を集約〕長篠町大山に：平成36年度の供用開始は遅すぎる！
知立市公営住宅ストック総合活用計画第1期（10年間）が平成28年度で終了。現在第２期計画（29〜38年度）を策定中でその案が議会に示されました。計画案は新規20戸、集約化による60戸を整備するというもの。本来第１期50戸建設との計画が遅れ20戸を残し、第２期に流し込んだというもので中山、本田住宅39戸を廃止・集約化する新設住宅のみ。その時期は平成36年度と大幅遅れです。大型事業のしわ寄せがここにもあります。
市営住宅必要世帯多く・空き家募集に応募何倍
市は第１期計画策定時に市営住宅必要世帯を�―斬霄綣埖从�、��高齢者対策、��少子化対策に分析し、23年度538戸、28年度844戸と想定。いずれも今日需要が増大していると考えられますが見直さず、必要戸数も見直しなしで第２期計画を策定しています。
住宅退去者＝空き家募集の数は27年度実績で８戸、応募が36人、４・５倍でした。中でもバリアフリー化され、便利な高場住宅は１戸に15人が応募しました。全体で25人が落ちました。
人口千人比では１・９戸、近隣市町の平均は５・８
左表は近隣自治体の公営住宅戸数の比較です。人口千人当たりの公営住宅戸数は知立は１・９戸と最低です。知立団地があるものの低所得者対策はなく、公営住宅とは違います。他市では市営の他、県営住宅も多く、それも含めると知立市はさらに少ないと言わざるを得ません。新規20戸では到底足りず、拡大すべきです。
新設住宅アピタ南へ計画・12階建て１棟60戸建設
第２期計画では、バリアフリー化が困難な中山（28戸）、本田（10戸）住宅は廃止の方針で、新規20戸と集約し、60戸の住宅を長篠町大山18番地７外（アピタ南、国道419号交差点西角）に建設する計画です。12階建て１棟、３〜12階が住宅部門（広さは３タイプ各20戸）、１〜２階が集会場などです。児童遊園、駐車場82台分、駐輪場110台分などを計画。地の利はよく市営住宅に適しています。しかし、第1期で実施すべきを36年度の入居開始では遅すぎます。計画を前倒しすべきです。
◆新設以外では、八橋住宅の不便な浴室改善などを計画しています。
