市政の動き−議会報告
【16.11.15】《企画文教委員会》震災時の同時多発火災への初期消火対策：神奈川県大和市の取り組みを視察
南関東地震で最大１８９０棟の家屋焼失・Ｈ25年度〜スタンドパイプ消火資機材導入
知立市議会企画文教委員会（７名）は11月８日、神奈川県大和市が導入した、スタンドパイプ消火資機材について、
同市消防本部にて視察、佐藤おさむ議員が参加しました。大和市は面積27・09平方�繊⊃邑�23万人余の都市で神奈川県の中央に位置しています。以下、事業の概要をお知らせします。
ＳＰ消火資機材とは
スタンドパイプ消火資機材（写真�，和羲屮織ぅ廖砲錬蛙佑覗犧遏■運佑�消火栓及び排水栓にスタンドパイプ（写真�◆砲鯱�結・操作、1人がスタンドパイプ、消防ホース、放水用筒先を連結、1人が放水するものです。水圧４〜５�圓�15ｍ先（２階、３階）まで放水可能とのことです。実際に取り扱いを見せてもらい、意外と簡単な操作で放水可能であると実感しました。同資機材は仕様により価格に違いがありますが、写真�，梁羲屮織ぅ廚論波瓦�25万円とのことです。
ＳＰ消火資機材を自主防災会に無償配布
大和市は同資機材の導入について、人口密度が高く、大規模災害時に同時多発的に火災が発生した場合、消防署や消防団だけでは対応が困難。また、南関東地震時の被害想定は、最大1890棟の家屋焼失が予想され、火災の延焼拡大を阻止することが最大の課題と位置づけています。そして、地域における市民の初期消火活動及び延焼防止活動が重要となることから、Ｈ25年度より初期消火に有効で取り扱いが容易なスタンドパイプ消火器資材を各自主防災組織の理解と協力のもとに導入を進め、Ｈ27年末には150自主防災組織のうち147に275台を無償配布。今後、住宅密集地の公園にも配備するとしています。
Ｈ27年度は51回の地域防災訓練で、延べ144の自主防災組織が取り扱い訓練を実施、市民の関心も高く、地域防災訓練の回数も増加傾向にあるとしています。
担当者は、「市長が防災に熱心で、500台まで整備すると言っている」との話が印象的でした。
