市政の動き−議会報告

【16.12.28】《ミニバスの改善》日本共産党提案が市長の公約に:75歳以上の無料化が実現へ

 「いつから無料化か」共産党⇒「29年10月ごろから」市答弁

 高齢者の交通事故が頻発する中、免許証自主返納が奨励されています。それに代わる交通手段の確保は切実です。知立市は、免許証返納者に対し、4年間ミニバス無料の措置を取っていますが、その家族は対象外で問題です。日本共産党は再三、「75歳以上は無料に」と提案してきました。林市長は11月27日の市長選挙でそれを公約にしました。

 27年度バス利用29万人:高齢者の外出に大活躍

 平成27年度にはミニバス利用者が延べ29万人ほどと順調に増加。ミニバスは買い物、病院、市役所、図書館など出かける交通手段として大活躍です。1か月の定期券1千円も人気です。しかし、自家用車の便利さから車を手放すのをためらう人も少なくありません。認知症が出始めて、医者から運転禁止を言われやっと免許証を返納したという例もあります。車がないと困ると思うのは無理ないこと。日本共産党はそれをカバーするためにも「75歳以上は無料」にと提案してきました。
 

 林市長が公約に明記・・・来秋には実現か

11月27日の市長選挙で林市長は公約の1つに「75歳以上はミニバスを無料」と掲げました。12月議会で日本共産党は、3期目市長として、公約実現を求め、「いつから実施するのか」と質しました。市は「ミニバス運行について様々な改善について審議する公共交通会議にはかる。そのため、会議後の10月ごろになる」と答弁。
ようやく実現の運びとなります。

 声!時間の間隔が長い

75歳以上の無料化のほか、市民から強く要望が上がっているのは、「1時間に1本、しかも反対回りがないので不便」八橋町山田谷の人から「この地域は坂が急で才兼池のバス停まで歩くのがつらい、バスが奥まで入ってほしい」など、改善を求める声が寄せられています。
 市は知立駅周辺を中心としたコンパクトシティ構想を打ち出し、各地域と結ぶ交通網としてミニバスの重要性を位置づけています。その点からも今後の重要な課題です。

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