市政の動き−議会報告

【17.03.10】《中学校部活動》80時間超の時間外勤務が46%(中学校)豊橋市は17年度〜朝部活を禁止

 朝部活!睡眠不足、朝食の欠食につながり、効果も疑問、見直し提案=共産党=

 県教委は16年5月、教員の多忙化解消に向けたプロジェクトチームを立ち上げ、7回にわたる審議を経て、同年11月の取り組みに関する提言を行いました。時間外勤務80時間を超える教員が中学校で38・9%に及び、その要因で最も多いと見られる部活動の在り方に言及しました。豊橋市は、17年度より「朝部活の禁止」を通知、独自に早い動きを見せました。

 知立市では80時間以上が46%と県の平均以上

 3月議会一般質問で日本共産党は、市教育委員会が実施した市内教員の勤務時間外勤務状況を質しました。その結果は、上の表の通り。中学校では8時間以上100時間までが30・4%であり、100時間を超えたのは15・6%で合計46%に上り、県平均38・9%より7%も高いことが明らかになりました。厚労省は月80時間の残業は過労死ラインと位置付けています。100時間以上が15・6%にのぼる実態は特に深刻です。

 朝部活、週2回中止が1校、週1回中止2校

  朝部活について、県のプロジェクトチームの審議では、「生徒の睡眠不足や朝食の欠食につながることもあり、医学的には決して推奨できるものではない」とし、「原則として実施すべきではない」と強調しています。生徒のみならず、遠方から勤務する教員であればなおさらです。授業のための準備時間が十分取れず、問題は深刻です。中京大学のスポーツ科学部の湯浅景元教授は、「朝は体が起きておらず、朝部活は頑張っても効果は薄い、効果があるのは午後から」と述べています。日本共産党は、効果が薄く、弊害のある朝部活は見直すべきと提案しました。教育長は、「朝部活は減らす取り組みをしており、3校中、週2回中止した学校が1校、週1回中止の学校が2校ある」とし、今後について、「教頭の会議で検討する。目標数値が出るかはわからない」と答弁。消極的な姿勢を示しました。29年度から「朝部活を中止」と全校に通知を出した豊橋市教委とは大違いです。

 部活動の外部講師の増員、予算倍増を提案

部活動の教師の負担解消には、積極的な外部講師の活用が極めて有効です。現在、各中学校におよそ13の部活があり、外部講師が27名配置され、一コマ3時間程度(4千円)で指導に当たるとのこと。年間予算は194万円、逆算すると1部活に対し月1回程度の配置です。これでは教師の負担軽減には程遠いもの。せめて予算を倍増すべきと提案しました。  

 部活見直しへ協議組織県教委18年度指針作り

県は教員の多忙化は、教員自身では解決できないとし、協議組織での指針をつくる計画。市として、ただ待つのでなく、積極的に取組を始めるべきです。

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