【17.05.22】《核兵器なくそう》第60回：あいち平和行進への協力申し入れ・・平和行進連絡会が知立市を訪問

　「核兵器のない世界」実現へ・・被爆者署名に市長、議長が賛同

　あいち平和行進共同連絡会の要請団が５月15日、知立市を訪れ、６月３日開催の知立市役所前でのあいち平和行進・出発式への協力を要請しました。平和行進は、今年で第58回目。５月６日東京・夢の島を出発した行進団は、５月31日、愛知入りし、広島へとバトンをつなぎます。北海道、沖縄などから、全国で３カ月かけ歩き続けられます。国連では７月にも核兵器禁止条約締結の交渉会議が開かれます。

　市長の出発集会あいさつと行進参加を表明

　「あいち平和行進」は６月３日、知立市中央公民館前広場で午前９時30分、出発集会を開催。当日は知立団地、谷田町経由で刈谷市役所まで行進します。市は要請団の求めに対し、公民館ロビーに原爆パネルの展示、行進途中の休憩場所に西ノ割公園の使用許可など、丁寧な対応を示しました。被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名には市長と議長が約束、当日は市長の集会挨拶と行進を約束しました。

　６０回と重ねてきた平和行進に敬意を表明

　今年の平和行進・知立コースは土曜日で閉庁日。市職員の「休みはないのですか」との質問に「土曜、日曜を休んでいたら広島に着きませんから」など談笑も交わしながら、平和の願いも意見交換。「３人の子どもがいます。戦争には合わせたくないです」「職員も折鶴を折り、平和について考えるきっかけとしています。これからもぜひ、続けてください」など発言がありました。

　注目される国連の核兵器禁止条約交渉会議

　昨年の核不拡散再検討会議では、核兵器の非人道性を確認、核兵器禁止条約交渉の国連会議を１７年３月〜７月に開催すると決定。しかし、核保有５か国など不参加、核の傘の下にある日本は、初日の参加で反対表明し退席。被爆者代表から憤りの声が上がりました。交渉会議で可決すれば、核兵器は歴史上初めて違法化されることになるのです。　　　


お詫び　前号かきつばたの記事で誤字がありました。お詫びし、左記の通り訂正します。
（誤）柔剣道→（正）銃剣道

　　　　　＝知立市平和都市宣言（＝