市政の動き−議会報告
【17.06.16】《サウンドテーブルテニス》障がい者スポーツの推進を:視覚障がい者の卓球を提案
6月議会・・「音」を頼りに楽しめる卓球:卓球台の設置等、環境整備を提案
日本共産党は6月議会、視覚障がい者が楽しめる「サウンド・テーブル・テニス」の推進について質しました。転がすと音が出るボールをネットの下を転がし、その音を頼りにプレイする卓球です。市長も教育部長も「初めて聞きました」としながら、「実際に見て検討したい」と表明しました。「知立市スポーツ推進計画」では障がい者のスポーツ参加の促進をうたっており、具体化を提案しました。
ハンディがあってもスポーツに参加したい
知立市は市民がスポーツを親しめるよう「知立市スポーツ推進計画」をつくり、「いつでも・どこでも・いつまでも」をモットーにしています。内容も豊富で様々なスポーツ推進を取り上げていますが、障がい者のスポーツ活動の推進に関してはたった半ページ。まだまだ位置づけが低いと感じます。ハンディがあってもスポーツに参加する意義は大きく、障がい者・健常者の区別なく楽しめ、明日への活力につながり重要です。ボランティアに支えられてスポーツを楽しむ姿を見ますが、知立市としても大いに支援すべきではないでしょうか。
市の視覚障害者は95人
知立市の視覚障害者は95人。生まれつきの方もいれば、事故や病気などで視力を失う人もいます。少しでもスポーツで友だちの輪を広げ、体を鍛え、健康に過ごしていただきたいものです。
視覚障がい者も卓球できる環境の確保を
6月議会で障がい者スポーツ推進で提案したのは、視覚障がい者が楽しめる「サウンド・テーブル・テニス」の普及です。このスポーツは、卓球台中央のネットの下に球を転がし、球から出る音を聴き、打ち返すラリー種目。ラケットは音がよく聞こえるようラバーが貼ってありません。卓球台は一枚板、球がスムーズに転がるようになっています。心身ともに集中するため夢中になれるスポーツ。アイマスクをして健常者も一緒に楽しめます。ただ、条件は静かな環境です。
知立市には競技できる場所はありません。ボールとラケット・ネットは寄付の申し出もあり、あとは卓球台と競技できる場所の確保。日本共産党の質問に市は「事例を視察し検討する」と答えました。