市政の動き−議会報告

【17.12.11】《洪水から身を守る》大正14年8月9月、逢妻川決壊・大洪水:水が知立神社の社殿屋根まで達する

 台風21号・・避難準備高齢者等避難開始情報:避難勧告発令でも避難者は26名

 知立市史は、「逢妻川は、明治・大正・昭和初期にかけてしばしば堤防が決壊したりした」と記しています。堤防改修されたといえ、ゲリラ豪雨が頻発する昨今、警戒を怠ることはできません。過日の台風21号では、逢妻川及び猿渡川の氾濫の危険があり、10月22日午後8時30分には避難準備高齢者等避難開始情報発令(850世帯・2050名に)、翌23日午前2時15分には避難勧告発令されました。しかし、避難者は福祉体育館23名、西中第二公民館3名に留まりました。

 過去の水害を知り身を守る対応を

 洪水 知立市史は大正14年8月・9月の逢妻川氾濫について、「西町の『万年帳』消防日誌」の記録を掲載。「15日午前1時頃警鐘の音・・・益々増水、午前4時頃板張堤防約30間ほど決壊、前後して逢妻橋と板野源次郎氏宅との間にて約30間決壊」と記し、「洪水を体験した西町在住の坂田忍は、『8月14日は快晴で、夕方から俄かに雷をともなう大雨が降り、逢妻川に一瞬の増水をもたらした。15日早朝『おうい猗陳イ猟號匹きれたぞ』という消防士の叫び声がするや否や、あたりは渦巻くようにゴーゴーと音をたてて濁流が押しよせ、一面がドロ海となった。まわりをみわたすと、知立神社の社殿の屋根や鳥居の貫きがわずかにみえるだけであった」、「9月11日も暴風雨があり、逢妻川は再び氾濫し大災害になった」。過去の水害を知り、今に生かすことが身を守ることにつながります。

 避難準備・高齢者等避難開始情報とは

   今回の台風21号による大雨の影響で逢妻川及び猿渡川の氾濫の危険が高まるなか、避難準備高齢者等避難開始情報が発令されました。
この情報は水害による人的被害の危険が高まった時に発令され、要援護者等(避難行動に時間を要する高齢者・障がい者等)に避難開始を求め、同時に要援護者等を支援する者に対して、避難へのサポート開始を求めるものです。
 昨年8月の台風で、岩手県岩泉町の高齢者グループホームに近い小本川の氾濫・危険が迫らなか。避難準備情報が発令されました。しかし、職員が情報の意味がわからず避難誘導をせず、9人が死亡しました。国土交通省は事故を受け、市町村のハザードマップで河川・土砂災害危険地域にある高齢者施設等に避難計画策定を義務付け、避難準備情報を避難準備高齢者等避難開始情報に改めました。

 『現実に使える計画』とするには課題が多い

 「国土交通省が水害時の避難計画作りで全国唯一のモデル地域に指定した津市では、台風21号で激しい雨が降った。避難の呼びかけで最も緊急性が高い『避難指示』も発令されたが、避難計画を作っていた施設も含め、高齢者を避難させた施設はなかった。『現実に使える計画』とするには課題が多い」(中日新聞12月5日付)と指摘しました。
 知立市の一部地域に避難準備高齢者等避難開始情報発令されるなか、要援護者リストの活用・対応はどうだったのか、課題は何にかを明らかにし、今後の水害に備えるべきです。

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