市政の動き−議会報告

【18.02.02】《知立駅周辺特別委員会》仮線切替完了、本体工事本格化、知立駅連続立体交差事業

 連立事業の透明性確保に意見相次ぐ街並みデザイン「現代版宿場町」を提案

 知立駅周辺特別委員会は1月25日に開催され、所管部から知立駅駅周辺整備事業の進捗状況等について説明がありました。遅れていた仮線工事は、豊橋方面行き仮線が完了、6番ホームから仮線への切替が2月9日(金)の最終列車通貨後から10日(土)始発列車出発前におこなわれ、全ての仮線切替が完了し、本格的に本体工事がはじまります。委員会では、連立に関わる名鉄受託工事の透明性確保を求める意見が相次い出されました。

 なぜ!連立の年度施行契約・個別工事額は全空白

 委員会では「知立駅付近連続立体交差事業に関する年度施行契約書」について協議。配布された写しには事業主体である愛知県(甲)と名古屋鉄道株式会社(乙)愛知県(甲)との契約額、H29年度の事業内容について、名鉄施工工事の個別事業費、工事工程表の個別工事名は何も記載されておらず全て空白。日本共産党は、事業費は税金であり、一貫して透明性確保を求め追及。委員会では日本共産党池田福子委員が改めて追及の口火をきり、他会派の議員も次々と厳しく追及しました。市は相変わらず、「ルールに沿っている」を繰り返すばかりでしたが、市長は「議会と一緒に透明性確保ができたら」との答弁をしました。負担割合改善も引き続きの課題です。議会と一緒にやろうではありませんか。  

 駅北再開発ビルの住宅:8割売却、年度内完売へ

 知立駅北再開発ビルは21階建て、工事進捗に伴い高さを増しており、担当課長は「年度内には12階位になるのでは」と説明しました。ビルの1・2階は店舗、3階から21階は住宅で計107戸。担当課長は名鉄不動産の話として、「昨年8月にモデルルーム展示、契約は10月から行い、現在8割ほど内定済み、3月中には完売したい」、「申込者は市内在住者6割、市外在住者4割」、「年齢層は比較的高齢の方が多い」と説明。店舗・テナント募集について、「権利者の商業部会で募集要綱を5月をめどに作成・募集し、31年1月に引渡し、各店の内装に取り掛かる予定」と説明。委員から「昼の顔が不明、日中のにぎわいが欲しい」との意見があり、「現在、商店街のネーミングや愛称の募集を計画し、3月募集・5月選考・7月「ロゴ」を発表、商品も準備し意識高揚に役立てたい」と担当課長が答えました。

 デザインプロジェクト職員9人、市民15人で

  委員会では駅周辺街並みデザインプロジェクトによるデザイン検討結果について担当課長は、「デザインテーマを『現代版宿場町』とし、池鯉鮒の玄関口としての現代版宿場町をイメージさせる落ち着いた和モダンな駅前広場、道路、公園とした」。デザインプロジェクトは、知立市の公共施設の魅力発見・発信などを検討する会、H27年から若手職員部会9名と公募を含む15名の市民部会で検討。委員からの質問に「知立市の強みは何か、交通結節点としての利点は何か、それを生かすデザインは何かなどを道路や公園など夢のある素案を考え、明るいイメージとしてまとめた」と担当課長は答えました。

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