市政の動き−議会報告
【18.10.059】教員の多忙化解消を
朝部活中止したが残業80時間超の教員、小学校26.6%、中学校51.2%
教員の多忙化解消が大きな問題となり、知立市教育委員会は平成30年度から小学校で行われきた陸上・水泳記録会、中学校で行われてきた朝部活を中止しました。1歩前進だが、教員の多忙化解消には程遠い状況です。市教育委員会の平成30年6月調査では、残業月80時間超が過労死ラインと指摘されるなか、80時間超は小学校で26・6%、中学校で51・2%にも上っています。
愛知県教育委員会「多忙化解消プラン」は
愛知県教育委員会は。平成29年度から平成32年度の4年を期間とする「教員の多忙化解消プラン」を策定し、「各教員が健康的に教育活動に従事できる環境を整えていく」としています。◇平成30年度までに残業時間が、月80時間を超過している教員の割合を半減させる、小学校5%以下、中学校20%以下を目指す。◇平成31年度には全ての学校で0%を目指す(上表)としています。市内小中学校の6月の平均残業時間は、小学校で67時間56分、8時間超の教員の割合は26・6%、中学校で84時間35分、51・2%大変厳しい状況であり、多忙化解消の困難さがみてとれます。
給食費の徴収・管理の見直しを
給食費は口座振替を基本とし、学校は学年だよりで保護者へ振替日をお知らせします。しかし、保護者の口座残高が少ないなどで引き落としができない場合は、担任が保護者に現金での納入をお願いします。それでも納めてもらえない場合は、家庭を訪問・徴収し、学校の会計口座に振り込みまでおこないます。多忙化解消にむけ、給食費徴収事務の改善は待ったなしの課題です。
日本共産党は給食費徴収について国の動きを質問、市は「今年度中に国の指針がだされる。指針を待って対応したい」(担当課長)と答弁しました。