市政の動き−議会報告
【18.11.01】市民福祉委員会 牛野北斗の視察報告
志木市は平成29年7月、保育ステーション事業を開始。
志木市は埼玉県南西部に位置する約9平方キロメートル、人口7万6千人の都市です。都心から約20分、永田町まで60分と交通の便が良く、ベッドタウンとして発展しています。子育て世帯の転入者が多く、6歳未満の子供のいる世帯が増加傾向で、合計特殊出生率は1・26%です。
年度初めの待機児童は、平成29年度104人、30年度75人(うち3歳未満児55人)です。遠くの保育園で通えない子どもの送迎を行う、国の支援事業としての「保育ステーション事業」を平成29年7月から開始、市内で複数の認可園を運営している株式会社が主要駅の志木市駅前で実施しています。
平成30年度運営費1360万円、国と市が2分の1負担。
この事業は、近くの保育園に入園できず、やむをえず遠くの園に入園した場合、保護者が駅まで送れば事業者が在籍園までバスで送迎するものです。対象は、自宅から入園した保育園が1km以上離れており、年齢が3歳以上の子です。
利用方法は、保護者が朝、駅前の保育ステーションまで送ると、その後在籍園までステーションから当該保育士が2人添乗し、送迎します。夕方、仕事を終えた保護者はステーションまで迎えに行きます。
位置にの流れは表のとおりです。
定員は20人、利用料は月額4000円、延長保育は月極め4千円で、在籍園の保育料とは別に負担するものです。国と県は、保護者負担を差し引いた事業費の2分の1をそれぞれ負担します。
3歳未満児の待機解消に役立つのか
実施から1年が軽か。利用者が伸びない中、対象者を2歳児に拡大しましたが利用率は約6割と弟妹。志木市は今後、ステーションの空き時間の活用(一時保育や延長保育)を検討するとしています。しかし、この事業は基本的に3歳以上児を対象としているため、3歳未満児に多くみられ路体記事の解消に効果が期待されるのかは、疑問です。