市政の動き−議会報告

【18.12.28】地区ごみ集積所の立ち番 知立団地は存続申し出

来年度から「立ち番廃止」が市の方針

   市は来年度から、地区ゴミ集積所の立ち番を廃止する方針。1998年4月に、地区に分別徹底のため「立ち番」を義務付け、その謝礼として報奨金制度を作りました。20年ぶりの方針大転換に動揺を広げています。特に外国人の多い知立団地は、立ち番がなくて大丈夫かの声です。市は「地区の自主性を認める」と議会で答弁。12月21日知立団地から市へ、独自に立ち番を継続する旨の申し出を受けました。

20年続いた「立ち番制度」できれいに管理

   市内53か所の地区集積所には、毎週、地域の立ち番の人が分別の指導に当たり、時には手助けも行っています。そのおかげで、集積所はきれいに管理されています。市は1998年から続いた立ち番制度を来年度からなくす方針です。仕方ないかの声と同時に、不法投棄など心配の声も上がっています。市民への丁寧な説明が必要です。

問、立ち番を廃止する理由は。
答、クリーンセンターへ持ち込む不燃物に問題を指摘され、今年4月から市は、山屋敷の最終処分場で、収集不燃物の再分別を行っています。そのため臨時職員など経費がかさみ、各地区へ支払う年間1900万円ほどの報償費は二重負担になる。立ち番は廃止し基本的に市直営に。しかし地区の協力も必要であり報償費は3分の1程度は支給する。理解してほしい。

問、立ち番をなくしたら集積所は不法投棄で乱れるのでは
答、不燃ごみの分別も変更する。わかりやすいパンフレット(ポルトガル語版も)を全戸に配布、わかりやすく説明する。しかし、地域の特性で立ち番が必要なら置くことは可能。ただし、報奨金の加算はないとしています。

知立団地4区長が「立ち番員」存続を申し出

  外国人が住民の半数を占める知立団地では集積所での丁寧な指導が必要など、立ち番継続の要望があがっていました。
 去る12月21日、知立団地4町内の区長が、「ステーション立ち番員について」とした文書を市へ提出しました。ステーションは「住民間のコミュニケーションの場」、「外国人の方に・・・必要なマナーやルールを知っていただく格好の場」と強調し、「今後も、町内会活動の一環として、市に協力しつつ継続する」としています。
 市は、牛野北斗市議の質問に、地域の自主的運営は可能と答弁しており、申し出に対し「ありがたいこと」と表明してます。

※今後も集積所管理について皆さんのご意見をぜひお寄せください。

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