市政の動き−議会報告

【19.01.28】1月18日、知立駅周辺特別委員会を開催

西新地市街地再開発事業の現時点の事業検討案が示される

   知立市議会は知立駅周辺整備特別委員会を1月18日に開催。市より駅周辺整備事業の進捗状況の報告をうけ、委員の質疑をおこないました。委員会には、知立駅前市営駐車場を含む西新地地区市街地再開発事業(位置図参照)について、現時点の事業検討案が示されました。概算100億円、税投入約47億円(うち市負担額は約11億円)の大事業。地権者の同意は、24名中22名で100%ではありません。

住宅棟23階・9階の2棟などの案

  =住宅約220戸は子育て世代想定の企画=

 市は開発のコンセプトとして、「にぎわいと交流を育み、快適で子育てしやすいまちの創出」を掲げ、子育て世代向けマンションを企画し、中庭を配した23階建と9階建マンションを約220戸と住宅専用駐車場を約220台を検討。9階建の「住宅棟の低層部に店舗を配置し、駅前から人を誘導し歩いて楽しい空間を整備」するとしています。現在の駅前市営駐車場部分には、地上3階の建物の1階に店舗、商業施設(スーパー等)、2、3階に「子育て世代が住みやすい環境整備」として公益的施設(子育て支援モール)を配置、施設利用者へ5層6段の施設駐車場を約200台を見込む案です。

=市営駐車場収入7千万円どうなる=

 市は事業目的の一つに固定資産税等の税収増をあげていますが、年7千万円の収入がある現市営駐車場(246台)機能がどうなるのか説明しませんでした。本当に税収増となるのか大変疑問。また、公益的施設運営を「民間事業者にやってもらいたい」としているが、呼込み型開発でいいのでしょうか。
を誘導はできるのかも疑問です。

「この案が全てではない。 今後の需要を考え検討」

   委員から「どこが事業を手がけるのか決まっているか」との質問に、市は「昨年度、UR都市機構と事業推進の覚書結んで事業を進めている」と答弁。「元々、市営駐車場の所に町役場があった。市役所が戻ることの検討は、今の市役所は不便と思わないか」との質問に、市は「そういう意見もあるが、公共施設を置くと維持管理も伴うので、財政部局と協議となる。現在の案が全てではない」と答弁しました。
 

特別委員会として協議を。例えば保健センター移転

 佐藤修委員長は、「当委員会は当局の報告・質疑だけでなく、例えば、開発推進の立場ではないが、保健センターを西新地に移動させ利便性を向上させ、老朽化した逢妻・知立保育園を保健センター跡に持ってくるなど協議し、合意案を市に提言するなど委員同士の協議ができる場にしょう」と提案しました。
 市民的議論が必要と考えます。

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