市政の動き−議会報告
【19.10.15】頑張っています日本共産党。市民の声をと届け くらしの充実に全力、危険な歩道改善や高齢ドライバー安全策を
身近な事業・福祉予算削減の事務事業点検に反対。75歳以上医療費窓口負担2割化反対陳情を否決とは
知立市議会9月定例会では、日本共産党市議団の佐藤おさむ議員、牛野北斗議員が、一般質問を行い、くらしの充実を求めました。2018年一般会計決算は、歳入230億5900万円余、歳出222億3400万円余で、市税増収もあり、実質収支は8憶1500万円余の黒字です。日本共産党は討論で、100年に一度と呼称する鉄道高架事業が進む一方、優先順位が低いとの選別のもと市民要望が事業化されない問題点を指摘し、決算認定に反対しました。
えっ!? 「滑りやすい歩道」改善要望に「啓発看板設置」のみの対応とは
リリオコンサートホール(中町)横の歩道は坂道でタイル張りです。子育て中の市民から「雨天時、通学途中の子どもたちなどが、自転車で滑りよく転倒している。何とかして」と日本共産党市議団に相談があり、現地調査。佐藤議員は一般質問で問題場所を指摘、改善を求めました。担当部長は「以前から危険と認識。2014年から滑りにくくするためアスファルト舗装の予算要望をしているが庁内で認められない」と説明。佐藤議員は「重大事故が起きては遅い。すぐ予算化すべき」と質すも、市長は「転倒注意の看板を設置する」と答弁しただけ。それでよいのでしょうか。
高齢ドライバー事故防止策は急務踏み間違え防止装置へ補助を
高齢ドライバーによる重大事故が相次いでいます。原因の一つとしてアクセルとブレーキの踏み間違いが指摘されています。牛野議員は一般質問で、「知立市では、高齢になっても車はまだまだ必需品。事故防止には踏み間違え防止装置が有効。悲惨な事故を防ぐため、購入補助制度を作るべき」と提案しました。市は「踏み間違え防止装置補助は、先行して行っている近隣市の様子を見て検討する」と答弁しました。また、牛野議員は運転状況等を確認することができる、ドライブレコーダー設置補助についても併せて、提案しました。
特定疾患見舞金の廃止撤回を。身近な事業の打ち切は反対
市は2018年度に事務事業点検を行い、
順次、手当等バッサリ打ちきる方針を表明。来年度には発病の原因が不明で治療法が未確立の難病とされ人への特定疾患見舞金(年1万円)の廃止の方針。牛野議員は一般質問で「病と闘っている人の励みとなっている事業。豊田市では見舞金を支援金に見直し、独自の支援制度を続けている」と紹介、廃止撤回を求めました。市は「他の福祉サービスが利用できる。廃止は決定した」と答弁。事業廃止で削減される額は約250万円です。駅周辺の大型事業が進む一方、市民を応援する事業の廃止はゆるせません。
《75歳以上》医療費窓口負担2割化反対の意見書提出を求める、年金者組合の陳情。 共産党以外反対とは
9月議会に「後期高齢者医療費窓口負担2割化の中止を求める陳情」が日本年金者組合知立支部より提出されました。陳情は、一人暮らし高齢者の約半数が生活保護基準以下の年収での生活の中、国は窓口負担を1割から2割に増やすことを検討、このことに市議会から国に反対の意見書を提出することを求めるもの。日本共産党は「すでに、一定所得の人は3割負担になっている。低所得者を含め一律の2割化は安心して医療を受ける制度を壊すものだ」と陳情に賛成。しかし、他会派は「受益者負担の原則がある」「国の動きを見る」等を理由に反対、陳情は不採択となりました。