市政の動き−議会報告

【19.11.07】愛知自治体キャラバンが知立市と懇談

介護施設の夜勤職員配置補助を要望.ロタウイルス予防接種の補助、検討へ

   第40回目となる愛知自治体キャラバン実行委員会が10月29日、知立市を訪問し、介護・福祉・医の会知立支部など含め15人が参加、日本共産党市議団の佐藤・牛野議員も同席しました。市は保険健康部長以下11人が対応。席上「自治体として市民の立場で施策充実を」と意見交換、市と議会に【介護・福祉・医療などの社会保障の施策拡充を求める陳情書】を提出しました。

国民健康保険 18才未満の保険料減免制度を

   国民健康保険では、赤ちゃんにも保険料の均等割がかかります。扶養家族が増えても保険料が増えない社会保険(協会けんぽ等)にはない仕組みです。「保険料の負担が大変という実態がある。子育て支援の観点からも、保険料が増えないように、18歳年度末までの市独自で均等割額を軽減すべき」と意見が出され、国保医療課長は「市独自では考えてないが、全国市長会で国に要望しているので注視する」と回答しました。
 

保育園給食の無償化、1歳児4対1保育を

保育問題では、今年10月から、3歳以上の保育料が無償となった一方、給食費(主食費・副食費)が保護者負担になりました。「東浦町では給食費も無償となったが知立市の考えは」との質問に子ども課長は「無料にする考えはない」と回答。また、市内で働く保育士から「小規模保育事業所は公立園のように1歳児4人に対して保育士1人配置しても補助はない。はやく補助を」と要望し、市は「要望は何度も聞く。今後も検討する」と回答しました。
 

深刻化する介護人材。不足への対応・認識は

  介護職の労働組合からは「高齢者や障がい者が生活するグループホームでは1人夜勤が行われ休憩が取れず、利用者への危険を招きかねない」と現場の声を紹介、「職員の処遇改善のため市独自の施策実施と国に人員基準の改善を求めてほしい」と意見がだされました。市は「課題として検討していく」(長寿介護課)、「施設の実態を把握していきたい」(福祉課長)と回答しました。

ロタウイルス予防接種助成に大きく前進

 幼児がかかると重篤化しやすい胃腸炎の一つロタウイルスのワクチン接種補助をキャラバンではこれまで求めてきました。国は2020年10月に助成対象とする見込み、これまでの運動の成果です。市は「国の動向を受け、来年度の予算化を検討中」と明らかにしました。市民の願い実現に向け大きく前進です。

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