市政の動き−議会報告

【19.11.07】教員の多忙化。教員を今以上、長時間働かせる「1年単位の変形労働制」反対。日本共産党

市内小中学校教員は過労死ライン80時間超

   教員の長時間労働は依然として深刻で、過労による休職や痛ましい過労死があとをたちません。最近では教員志望の学生が減り続け問題となっています。長時間労働の是正は、日本の教育の現在と未来のかかった問題です。市内小・中学校の教員の超過勤務の実態も深刻です。そんななか、安倍政権は、公立学校の教員に「1年単位の変形労働時間制」を導入する法案を臨時国会に提出。労働組合などから「今以上に長時間労働になる」との批判の声が上がっています。

18年6月比で80時間超は、小・中とも減少したが

   日本共産党市議団は長時間労働是正にむけ、中学校での朝部活廃止や部活指導・引率を外部人材の活用など提案してきました。先の9月議会でも、長時間労働について質問。教育委員会は、「中学校の朝部活や小学校での陸上・水泳記録会を中止」「会議の縮小や報告の簡素化に取組んできた」「今後も行事、会議を見直し是正したい」と答弁。そして、過労死ラインの「月80時間を超える時間外勤務は、19年の6月は前年比では小学校平均で19・1%でマイナス7・5%、中学校で18・9%、マイナス32・3%へと減少した」(左表参照)、「忙しいのが当り前の考え方が変わった」と答弁しました。
 文科省の公立学校教員の超過勤務のガイドラインは、児童生徒等に係る臨時的な特別の場合を除き、月45時間、年360時間が上限です。超過勤務時間が減少したとはいえ、長時間労働是正は始まったばかりです。今後、より実態把握のため、タイムカード導入及び毎月の調査を行うべきです。
 

「1年単位の変形労働時間制」で10時間労働に

  「1年単位の変形労働時間制」とは、「繁忙期」(学期中)に1日10時間労働まで可能とし、「閑散期」(夏休み等)とあわせ平均で1日当たり8時間に収める制度です。例えば中学校の労働時間は、8時10分〜16時40分で休憩を除き8時間労働です。10時間労働になれば休憩時間を含め2時間15分の延長で、18時55分までが勤務時間になり、以後の超過勤務是正の対策もありません。
 政府は「閑散期」に休みを取ればいいと言っています。夏休み等は、児童・生徒のためにあります。教員には連日のように業務があり、年次有給休暇を取るのも厳しい状況です。人間の心身は、「繁忙期」の疲労を「閑散期」で回復できるようにはなっていません。「1年単位の変形労働時間制」は「1日8時間労働」の原則を壊す労働時間法制の大改悪です。

教員の定数増待ったなし、残業手当の支給を

   公立教員給与特別措置法(給得法)は、調整額4%の支払いを規定する一方、「残業代ゼロ」を規定し長時間労働は野放し、是正の抑止力が全く働きません。
 日本共産党は、長時間労働の抜本的是正には、‐ない教員の定数増、国・自治体、学校の双方からの業務の削減、「残業ゼロ」制度を定めた「給特法」を改正し、残業手当の支給が必要と提案しています。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
二次元バーコード
RSSフィード(更新情報)