市政の動き−議会報告

【20.01.07】頑張ってます.日本共産党。ジェンダー平等多様性を大切にする市政を。ロタウィルス予防接種は定期接種化へ

知立市児童発達支援センターの設置条例を可決「市は重度心身障がい児の受け入れに責任を」。

   12月市議会一般質問で、日本共産党の佐藤議員は子どもの予防接種補助拡大、牛野議員はジェンダー平等の取組促進などを提案しました。また、児童発達支援センター条例を可決。これは2014年3月に廃園した中央保育園に替え、設置を市が約束したもの。当初から、日本共産党は重度心身障がい児の受入れを求めてきました。牛野議員は賛成討論で、開設に当り利用者に寄り添い、確実に運営されるよう求めました。

=障がい児支援=重度心身障がい児の療育の場、発達支援センター4月開所へ

   知立市は2020年4月に児童発達支援センター「知立市立ひまわり園」を中央子育て支援センター(東栄地内)2階に開設します。市発行の「受給者証」をもつ就学前の障がい児を対象に通所事業を実施。日本共産党は医療的ケアの必要な児童の対応について質問。市は「看護師の配置で喀痰吸引や鼻からの経管栄養等に対応」と回答。「通所時間が9時〜15時だが働く親への対応は大丈夫か」と指摘。市は今後の検討課題としました。
また、「万全な職員体制に努力を」と質しました。

ロタウィルス、子どもインフルエンザの予防接種に 市は独自補助を

   ロタウィルスは幼児が感染すると、嘔吐、下痢等を発症、重篤化すると命の危険もあります。特効薬がなく、予防接種が有効と言われています。しかし、予防接種は子育て家庭から「高額で負担が重い。ぜひ、補助してほしい」と声があり、共産党はこれまでも求めてきました。佐藤議員の質問に、市は「国は、20年8月以降出生児を対象に、同年10月に定期接種化(自己負担ゼロ)の方針」と説明。佐藤議員は「8月以前の子は独自で補助すべき」と提案、市は「財源の問題もあり困難」と答弁。また、インフルエンザワクチン接種補助については「研究したい」と答弁しました。

=LGBTQ=申請書類の性別欄は基本削除に。学校制服にスラックス導入は検討。

   これまでの「男らしく・女らしく」ではなく、希望する性で生活できるジェンダー平等社会実現は今日的課題です。牛野議員はLGBTQ(いわゆる性的マイノリティ)について質問。これは、体の性と心の性、好きになる性に違和感をもつ人等を表す言葉(レズビアン、ゲイ、バイシェクシャル、トランスジェンダー、クエッショニングの略)です。人口の13人に1人とも言われる中、偏見や差別を恐れ、自分のことを明らかにできない実態も。2000年代から性の多様性の認識が広がり、権利を保障する動きが加速。知立市では第3次男女共同参画プラン等に「理解促進」が盛り込まれています。

=西尾市でパートナーシップ宣誓制度が=
 牛野議員は「好きになる性の尊重は重要。市営住宅は同性カップルは入居できない」と問題を指摘。市は「婚姻と同等の関係を認める制度があれば見直しも検討」と答弁。19年9月、西尾市が独自にパートナー(共同生活する者)宣誓制度を県内で初めて導入したことを紹介、「ぜひ知立でも」と提案。市長は「人権尊重の観点から検討する」と答弁。また、学校での配慮として「制服のスカートに代わるスラックスの導入も」との提案に、教育長は「子どもに寄り添い、検討する」と答弁しました。さらに18年12月議会での提案で検討課題となった「申請書類等の性別欄の削除」について、市は「不都合がないものは来年度から削除」と表明。一歩前進です。
申請書類の性別欄は基本削除に学校制服にスラックス導入は検討

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