市政の動き−議会報告

【20.02.12】第31回議会報告会〜市民参加型フォーラム〜

「市民と議会がつながるには」をテーマに多彩な5名のパネリストの発言。その後4人程度のグループ毎に意見交換

   知立市議会は2月2日(日)、知立市中央公民館大会議室にて第31回議会報告会を開催、龍谷大学の土山希美枝教授を招いての〜市民参加型フォーラム〜です。「市民と議会がつながるには」をテーマに5名のパネリストが発言、その後、「議会と市民の距離感は?」「議会を身近に感じるようにするには?」など、4名程度のグループに分かれ意見交換をしました。刈谷市、岩倉市などの議員も数名参加、知立市議20名を含め約81名と盛会でした。以下、要旨を報告します。

議会は何をやっているか知らない

   土山教授は、「市民と議会がつながるにはのテーマだが、議会は知られていないという認識か」と問いかけました。知立市議会議長は「HP等で知らせているが、議会のアンケートでは、議会は何をやっているのかわからないとの回答が多い」と問題提起しました。
 パネリスト・可児市議の川上文浩議員、新城市議会の竹下修平議員、知立市スポーツ協会会長の下坂将三氏、子ども食堂ちりゅっ子かふぇ事務局の栗田純子氏、令和2年知立市成人式実行委員長の木下晃太郎氏が発言しました。

議会改革するも投票率低下傾向

  ◆川上・可児市議は、「可児市のアンケートでは94%が知らない」とあり、「議会報告会、各種団体との意見交換会、地域課題交流会、ママさん議会、子ども議会等を取組んだ」が、「市民からの請願、陳情が出てこない。投票率は下がる傾向」と現状を報告。その上で「議会と市民が力を合わせ課題を解決する事の重要性」を強調しました。
◆竹下議員は、「現在29歳、27歳で議員に当選。以前は議会に興味がなかった。新城はどうなるのか、どうするのか、若者議会(高1から21歳)で議論し、関わる中で議員を志した」。「議会を知ってもらうには、地域に出かけての意見交換が大切」、「同世代にまちの未来を考えて欲しい」と語りました。また、「議会改革を頑張ってきたが、市民に響いていない」と悩みを述べました。

聞くだけの質問でなく、詰め寄る質問が聞きたい

  ◆下坂氏は、「市議会のPR,HPは限られた人しか見ていない。興味なく、期待感が持てない、好感がないのでは」と指摘。自身は「スケジュールが空いているかぎり議会(一般質問)を傍聴、20名の議員の活動が良くわかる」と述べ、「聞くだけの質問ではなく、詰め寄る質問をして欲しい。地方議員は毛細血管」と述べ、「もっともっと応援したいと思えてきた」と語りました。
◆栗田氏は子ども食堂について、「大人も子どもも皆でご飯を食べる多世代交流を目的に9回開催、延べ730人が参加」と紹介。そして、「議会は全く興味ない。主婦は考えているヒマがない。子育て、家事等で忙しい。子ども食堂を始め、市議が訪れた」と議会との接点を語りました。「ここに参加して少し興味がわいてきた」とも。
◆木下氏は、「パネリストを要請され、話をする中で議会報告会をやっていることを知った。興味がわき参加した」「若い世代に議会を知ってもらいたい。議会として中学校を訪問してもらいたい。実際に話を聞くと関心が沸く」と自身の経験に基づき提案しました。

グループで意見交換 議会と市民のつながり方

   あるグループでは、「知らない人ばかりでは参加しにくい。仲間と誘い合うのが必要では」「地域の公民館で行えば、市民と議会が近づくのでは」などの意見も出ました。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
二次元バーコード
RSSフィード(更新情報)