市政の動き−議会報告

【20.04.27】新型コロナ臨時給付 10万円給付の申請は5月中旬から予定 さらに0歳〜中3までの児童には1万円 

総額75億円余の新型コロナ対策事業   市は「できるだけ早い支給をめざす」

 知立市議会は4月22日、議会運営委員会を開催、市より「新型コロナウイルス感染症対策関係事業(予算額75億8022万円)」について説明を受けました。事業の内容は、一律1人10万円を給付する特別定額給付金など下表の5つです。委員会では「事業をできるだけ早く実施するため」と臨時会開催ではなく、市長の専決処分とすることを確認しました。事業は国の予算成立後に実施されます。また、公立保育園や児童クラブ等へ、空気清浄機が設置されたことも報告がありました。
 

10万円の給付金は世帯主が郵送で申請が必要

   特別定額給付金(仮称)は、新型コロナ感染拡大防止を目的に自粛が行われる中、緊急の経済対策(家計支援)として行われるものです。4月27日時点での住民登録のある人に、一人当たり10万円が支給されます(課税対象から除外の予定)。受け取りには申請が必要、市から世帯主宛てに、世帯全員の名前が記載された申請書が送付されます。申請書に、振込先の銀行口座(申請者名義)などを記入、本人確認書類と一緒に返送すると、世帯分の給付金が口座に振り込まれます。申請期間は、受け付け開始から3か月以内としています。
 知立市が22日に議会へ示したスケジュールでは、申請書の発送を5月中旬頃から、5月下旬頃から順次振込開始と見込んでいます。国は当初、収入減世帯のみへ給付を予定。しかし「対象者が狭く限定的」などの世論と、日本共産党など野党の要求で政権が施策を転換し、実現しました。
 

児童手当満額受給者対象に1万円の臨時給付

  子育て世帯への生活支援として、4月分の児童手当(0歳〜中学卒業まで)に1万円を上乗せする形で、臨時特別給付金が支給されます。対象は児童手当満額受給者で、2020年3月31日までに生まれた子です、また、今年3月まで、中学生だった子も含まれます。
 臨時給付金は、児童手当の受取口座に振り込まれる予定で、特に手続きは不要です。市は6月末に給付金を振り込む予定としています。

 

大変です! 学校の一斉休校で 給食なし 自主登校も、児童クラブも弁当持参

「弁当作りで買い物も家計も大変」(親) 「早く学校へ行きたい」(子ども)
 新型コロナウイルスの感染を防ぐため、知立市でも小中学校は3月2日から休校になり、入学式など出校したのみで今日まで、50日近く休校になっています。「早く友達と遊びたいなぁ」という子どもたち。また、児童クラブに通う子どもに、毎朝お弁当を作っている保護者たち。いずれも日常生活が早く戻ることを切望しています。特に、毎日のお弁当作りは、買い物の時間も家計のやりくりも大変です。

就学援助なら給食費が無料なのに負担増え 
 学校給食費は一食、小学校250円、中学校280円。収入の低い人は就学援助で無料ですが、休校中のお弁当代は援助なし。しかも、親の収入が減った場合はさらに大変。豊田市では学校再開後、7月末まで給食費は無料と発表しました。

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