市政の動き−議会報告

【20.10.27】2058 市民福祉委員会が市内の知立ひまわり園、西部地域包括センターを視察

職員配置基準「4対1は厳しい」(ひまわり園)「もう一つ増えるといい」(包括支援センター)

   知立市議会市民福祉委員会(佐藤おさむ議員参加)は10月15日、今年4月1日にスタートした児童発達支援センター・知立市立ひまわり園(東栄町)及び知立市西部地域包括支援センター(知立老健内)を視察しました。ひまわり園は、中央子育て支援センター2階に福祉型の児童発達支援センターとして、重症心身障がい児への療育や支援を行う施設として開設。西部包括支援センターは、知立老人保健施設(光慈会)が市の委託を受け、市内2カ所目として開設しました。

知立市立ひまわり園 12名定員に16名が登録

  ひまわり園は児童発達支援として、個別療育では専門職員が保護者と相談しながら、児童の発達課題をふまえ、1対1の集中できる環境のなかで、公認心理師、作業療法士、言語聴覚士が支援しています。集団療育は、より生活場面に近い環境の中で、必要なスキル(衣類の着脱・食事・排泄面など)の獲得を目指し、児童の主体性を大切に自ら「できた!」を感じられるように支援しています。対象者は、障害児通所支援の受給者証所持者です。利用定員は12名(1日)で、月曜日〜金曜日(土日・祝日・年末年始を除く)の午前9時〜午後3時に利用できます。
 委員から何名が利用しているのか。また、定員は増やせるのかの問いに、担当者は「現在、12名に対し、16人が登録している。施設的には増員は可能だが、民間事業者の経営を圧迫するため増員は考えていない。(現在は)需要と供給のバランスが良い状態」と説明。職員の配置基準はとの問に、「児童4人に職員1人は、自閉症などの子どもへの対応で厳しい、3対1に改善できるといい」と述べました。上記のほか、保育所等訪問支援事業、相談支援事業を実施しています。

「地域に寄り添った包括 でありたい」と表明

   4月スタートの知立市西部地域包括支援センターは、西小・猿渡小・南小学区に在住の高齢者を対象に、様々な困りごと(医療・介護・保険・福祉など)の総合相談窓口です。また、虐待、日常生活自立支援等の権利擁護業務を行っています。スタッフは、主任ケアマネージャー、社会福祉士(生活支援コーディネーター兼務)、保健師、認知症推進員(看護師)の4名です。
 主任ケアマネージャーは相談件数の実績について、「9月は361件あり、新規の相談が74件、新規以外が287件、1日平均18件」と忙しく、「もう一つ(包括)増えるといい」と述べました。また、「民生委員からの連絡相談もあり、地域に寄り添った包括でありたい」との表明がありました。
 国は包括支援センター設置について、中学校区に1カ所が望ましいとしており、3カ所目は今後の大きな課題です。

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