市政の動き−議会報告

【20.11.06】2060 介護保険 2021~2022年第8期計画

第8期保険料の値上げは必要なし

   介護保険は2021年度、23年度までの3か年を事業期間とする第8期介護保険事業計画がスタートします。知立市は計画策定にむけ、第2回介護保険等審議会を10月29日に開催、計画骨子を審議。12月の第3回で素案をつくり、年明けの1月5日から30日までパブリックコメントを実施、それを受け2月、第4回で計画案をまとめ増す。介護保険条例改正案は3月議会に提案予定、審議されます。日本共産党は9月議会、第8期の保険料値上げは必要なしと追及しました。

基金2億8千万円活用で値上げストップを 保険料の低所得者対策の強化を

  介護保険は2021年度、23年度までの3か年を事業期間とする第8期介護保険事業計画がスタートします。知立市は計画策定にむけ、第2回介護保険等審議会を10月29日に開催、計画骨子を審議。12月の第3回で素案をつくり、年明けの1月5日から30日までパブリックコメントを実施、それを受け2月、第4回で計画案をまとめ増す。介護保険条例改正案は3月議会に提案予定、審議されます。日本共産党は9月議会、第8期の保険料値上げは必要なしと追及しました。

第8期介護保険計画で 基準保険料などを設定

   第8期介護保険事業計画は、21年度から23年度の3か年における、介護・予防サービス、地域支援事業の利用者数やサービス量及び費用を推計し、保険料基準額及び所得段階別の保険料を設定します。また、サービス提供体制の整備などの計画を策定します。あわせて、一体的に「高齢者が地域で安心して暮らせる」ための第9次高齢者福祉計画を策定します。
 日本共産党は、第7期計画に対し、サービス供給実績及び20年度末の基金残高について質問。市は「第7期の執行率は92%、国の見込み量が高めだった」、「年度末の基金は約2億8千万円の見込み」と答弁しました。基金の活用で第8期の保険料値上は必要がないとの指摘に、市は「介護保険等審議会に伝える」と答弁しました。

サービス供給の執行率は約93%。基金は大幅増額

   この間のサービス供給の実績及び基金残高の推移は下表のとおりです。第6期の基準月額保険料は、4250円(5期比570円値上げ)で、年度末には基金を8820万円積み増し、基金残高を前期比1億3082万円に増やしました。第7期は基準月額保険料400円の値上で、基金の期末残高が約2億8千万円の見込みです。第6期比で約1億5千万円増、第5期比では約2億4千万円もの大幅増です。大幅な基金積み立ては、サービス供給計画の過大な設定に基づき、保険料を大幅に値上したためで、過大見積もりは問題です。

高めのサービス供給計画に基づく高い保険料の是正を

   日本共産党は、次期、第8期計画では、第6期及び第7期のようにサービスの過大供給計画に基づく保険料設定のやり方を是正すること、また、低所得者対策として、保険料所得段階を現在の14段階から、さらに多段階にすることを要求しました。介護保険等審議会は、これらの問題点について真摯な検討及び是正をすべきです。何よりも値上げしないことです。

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