市政の動き−議会報告

【20.11.06】企画文教委員会が知立市防災倉庫備蓄状況を視察 新型コロナ感染症対策資機材を追加

組立型間仕切りや密閉式簡易トイレ購入 知立東高校テニスコート横に倉庫を新設

   知立議会企画文教委員会は10月13日、安心安全課が管理する防災倉庫の備蓄状況を視察しました。今回は、知立中学校に設置されている防災備蓄倉庫を例に備蓄品を確認、災害時の配給方法などについても担当職員から説明を受けました。市では災害時の新型コロナウイルス感染症対策としてマスクや消毒液を買い増し、新たに非接触式体温計や汚物を密閉できる簡易トイレなどを整備しています。視察には日本共産党市議団の牛野北斗委員が参加しました。

新型コロナ感染症対策備品を各避難所に配備

   企画文教委員会は管内巡視として、10月13日に知立中学校防災備蓄倉庫を例に備蓄品の確認や保管状況を所管する安心安全課職員より説明を受けました。知立市では現在、26か所の指定避難所に設置している防災備蓄倉庫に、保存食や毛布、発電機、簡易トイレなどの災害時資機材を備蓄しています。今回の新型コロナによって、避難所運営には三密(密接・密集・密閉)対策や発熱等の症状への対応が必要となります。市は、国からの臨時地方創生交付金等を活用して、これらに対応する備品を整備(上表)。非接触式体温計や避難者がソーシャルディスタンスを保つためのパーティション(間仕切り)、汚物を自動的に包むことができる自動ラップ式トイレ(発熱等があり、感染が疑われる人が使用)等を整備します。市は、各避難所の収容人数などのバランスを考慮し、備品の配備数を決定し、今年度末に改定する地域防災計画に掲載するとしています。
 なお、市は「受付で検温を実施し、発熱などにより、感染の疑いがある避難者は教室などを活用し別室に避難できるようにしたい」としています。

間仕切りや簡易トイレの使い方を訓練で周知

   避難所運営には地域の自主防災などの協力が欠かせません。市民からはパーティションや自動ラップ式等の新しい備品の使い方の説明を求める声が日本共産党に寄せられています。9月議会での備品整備予算の審査で、市は「職員が使い方を訓練し、総合防災訓練などで周知する」と答弁しました。

防災倉庫を2月末設置 備品の配給は市職員が

  感染症対策資材で避難所に収納が困難なものに対応するため、知立東高校テニスコート横に隣接する市有地のに防災備蓄倉庫を設置します。来年2月末までに整備完了をめざしています。また、避難所開設時に、この倉庫に収納されている備品が必要な場合は、市の職員が各避難所へ配送をするとしています。

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