市政の動き−議会報告

【21.05.26】苦境にある大学生の学びの保障へ緊急奨学金制度創設を=日本共産党= 

2020年4〜12月にコロナの影響で 1367人が中退に追込まれる

   コロナ禍で親の失業で仕送り減、学生自身のバイト収入減で、大学を退学する学生が生まれるなど深刻な実態あり、学びの保障が大きな課題となっています。知立市には、高校生を対象にした緊急奨学金制度があります。日本共産党は、2008年のリーマンショックを受け、高校生への緊急奨学金制度を提案、市は2014年度に制度を創設。今回のコロナ禍は、当時を上回る深刻な事態です。日本共産党は市議会で、大学生も対象にした緊急奨学金を提案しています。

緊急奨学金(高校生) 該当する方は活用を

   知立市緊急奨学金制度は、「現在高校在学中で主たる生計者の病気・死亡等の事由で家計収入が激減し、経済的に就学が困難である人に緊急に資金を支援する」もので、その事由が生じた日から6カ月以内に申請した人を対象としています。
 支給額は月額9千円で(年4回に分け支給)返済の必要はありません。コロナ等の影響で該当すると思われる方は、申請について市教育庶務課に相談してください。
 2020年度の実績は1名で、制度上のPR不足も否めません。たとえ1名でも大変な状況に陥った高校生の修学を支援する役割を果たしています。

食糧支援に切実で深刻な 声が寄せられています

 文部科学省の調査では、全国の国公私立大学(短大含む)で昨年4〜12月に中退した学生は2万8647人、うちコロナウイルスの影響と確認されたのは1367人に上ります。
 コロナで経済的に大変な影響を受けながら中退せず、踏みとどまっている学生の生活も大変な状況です。全国各地で様々な団体等が困窮する学生への食糧支援を行っています。愛知県内で食糧支援を行っている青年団体は、大学近くを会場に支援を行っており、大勢来ているとのことです。学生からは、「コロナで仕送りが減って大変」「コメを買えずにいた。助かる」等の切実で深刻な声が寄せられています。

「SDGs」の精神で 大学生緊急奨学金創設を

   日本共産党は、大学生版の緊急奨学金を創設し、市内に住所がある大学生を対象に県内・県外大学在籍者を支援すべきと考えます。市はコロナ禍のもと「誰一人取り残さない」というSDGsの精神で未来ある学生への支援を検討すべきです。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
二次元バーコード
RSSフィード(更新情報)