市政の動き−議会報告

【21.08.04】市民の声 議会に 市議会「市民アンケート」の検証 688人が回答、議会運営に活かす

議会改革特別委員会で意見や要望を検証 市民に開かれ、信頼される議会を目指す

   知立市議会は2019年9月に2回目の「知立市議会に関するアンケート調査」を実施、集計結果を20年1月にまとめました。その後、アンケート部会で結果の協議が行われ、SNS等を使った様々な市民からの意見集約の方法や議会報告会のあり方などの検討の必要性が提起されました。今後、市議会としてより市民に信頼され、今以上に市民の声を聞く姿を示す議会運営に向け、引続き、議会改革特別委員会で検証・協議を続けています。取り組みをご報告します。

18歳以上の市民2千人に 無作為抽出でアンケート

   知立市議会では2012年3月に第1回目の市民アンケートを行い、議会改革に努めてきました。19年9月に実施の第2回のアンケートでは、18歳以上の2000人の市民を無作為抽出し、郵送で実施、688人(回収率は34・4%)の回答がありました。選挙権年齢の拡大の中で、市議会が18歳、19歳の市民へも意見を聞く取り組みは初めてです。これまでの議会改革の取組や現在の市民の議会に対する認識や意見を再確認し、より良い議会運営を目指しています。
 アンケート結果は、市議会ホームページで見ることができま。

議会への評価は高まるも 関心は前回調査より低下

 「市議会に関心はありますか」という問いで52・4%がある、少しあると回答。しかし、前回調査の59・0%と比較して、市議会への関心度が低下した結果となりました。一方、「市議会をどのように評価しますか」との問いでは大いに評価、ある程度評価が38・9%が回答。前回調査の30・7%と比べ評価は上回りました。
 議会の評価について自由記述意見は「市議会が「いつ」「どこで」開かれているのかわからない」(20代)、「生活に直結する効果がわかりにくく判断しにくい」(30代)、「各議員の公約達成度が確認できない」(60代)、「議会、議員が何をしているかわからない」(各年代共通して)でした。

「活動がよくわからない」 「市民との接点がない」

   知立市議会の議会改革の目的の一つは「市民に開かれた議会」です。「市民に開かれていると思いますか」との問いに、「わからない」が40・4%と最も多い結果に。開かれている、ある程度開かれているは37・3%です。開かれてない理由では、37・2%が「活動がわからない」、32・4%が「市民との接点がない」です。 開かれていないと回答した人の自由記述意見には「広報誌等で発信しているのはわかっているが、興味や関心を引き付けるものが乏しい」(40代)がありました。

モニター制度や動画配信で議会を知らせる契機に

 議会改革特別委員会ではアンケートの検証と併せ、議会運営の改善を図っています。今年6月議会から市民公募による「市議会モニター制度」が発足。7人がモニター委嘱され、傍聴等を通じて議会運営に意見を提出します。9月議会からは一般質問に加え、本会議質疑の様子を動画サイト「YouTube」で録画配信を予定しています。市民に議会の様子を知らせる契機となることが期待されます。  

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
二次元バーコード
RSSフィード(更新情報)