市政の動き−議会報告
【21.08.25】高校生 議会 市内３つの高校代表生徒が提言
暮らしの課題を高校生と議員が議論 提言を受け、市政への反映をめざす
知立市議会は８月６日に高校生議会を市議会本会議場で開催。市内の３つの高校（知立東高校、知立高校、山本学園高等部）の代表生徒が参加しました。市議会運営の流れを実際に体験、�）棆餤弔蚤緝充遡筺別簑蠶鶺�）し、��高校ごとの委員会で代表質問の内容を深め協議、�Ｋ棆餤弔琉儖�長報告で政策提言しました。地方自治への関心高め、広く声を聞く目的で初めての開催です。高校生からは「主権者として意見を言うことは大切と感じた。自分たちの意見を議会や市がしっかりと対応してもらえると信じている」と感想がありました。今後、議会改革特別委員会で提言が市政に反映されるように取組んで行きます。
日本共産党の佐藤議員は知立高校、牛野議員は山本学園を担当しました。
知立東高校｢小中高校生が互いに学びあえる場所を」
知立東高校は市内の子どもたちの縦の繋がりを強くする取り組みについて代表質問。「知立市では放課後子ども教室などで子どもたちの居場所が作られているが、小中高校生が一緒に過ごす機会は少ないのでは」と認識を示し、「地域で子どもたちの年齢を超えた縦の繋がりを作ることで防災などにも役に立つのでは」と問題提起がありました。高校生議員から、�々盥酸犬�小中学生や外国人にと一緒に教えあえる学びの場を作ること、�∋劼匹發燭措�身が企画から運営を行うイベントをおこなうことなど、子どもが主体性を持てる取り組みが提案がありました。
知立高校「ＬＧＢＴの児童生徒への理解と支援を」
知立高校からは、代表質問で「ＬＧＢＴ（同性愛や体と心の性の不一致などの性的マイノリティ）の人は人口比で11人１人の割合でいる。決して遠い問題ではない。特に学齢期の子どもは自身の性に悩む時期であり、ＬＧＢＴの子どもの68％がいじめを受けるなど多くの子どもが悩んでいる。その背景に子ども同士のからかいや、教員の無理解があるのでは」と紹介。「自分たちは小中高と授業で日本国憲法の人権の尊重や幸福追求権、教育を受ける権利について学んだ。しかし、ＬＧＢＴの人たちの権利は様々な点で制約がある。、特に、子どもたちの権利が守られていないのは問題。市として取り組みをすべき」と問題提起しました。
委員会で議論し、学校での取り組みとして４点が提案されました。�‘仔舛亮�業などで実際に当事者を招き、保護者も含め体験的に学ぶ機会を設け理解促進を行う。��男子用トイレを全て個室にしてプライバシーに配慮する。�Ｃ暴�別の制服をなくす。卒業式などの式典は各自でスーツなどを用意する。�ぜ�業で使う水着は露出の少ないタイプの者を選ぶ。
山本学園「通学路の危険な交差点に信号機設置を」
山本学園は、これまでの市議会議員との学校周辺の街歩きによる調査を踏まえ、校舎（３号館）前の明治用水緑道の横断歩道の安全対策について協議しました。 代表質問で「通学時間帯は車両交通量が多く、昨年12月には人身事故も起きている。信号機の設置など安全対策を行うべき」と代表質問。委員会では「中学生も交通事故にあった事例ある。近隣住民も含めて安全対策を望んでいる」「歩道橋は物理的に設置は困難。信号機設置に向けて市は警察と協力して交通量など実態調査を」と提言が出されました。
