市政の動き−議会報告

【21.11.10】no.2109 知 立 市議会が知立東高校の総合的探求の時間 「地域課題研究」で意見交換行う 

テーマは「多文化共生の未来都市知立」 外国人との共生などの政策提言を議論

   知立市議会は10月29日、知立東高等学校2学年(9クラス)の総合的探究(総合学習)の時間、「地域課題研究」に招かれ、生徒との意見交換をしました。議員は各クラスに2名が入り、班ごとの「地域課題研究」ー「多文化共生の未来都市知立」についての話合いを見守りつつ、生徒からの質問に対応、意見交換をしました。牛野北斗議員は4組に、佐藤おさむ議員は2組に入り、意見交換しました。以下、2組の概要です。

外国人に優しい 町づくりをテーマに研究

   たとえば2年2組では、4〜5名づつ8班に分かれ、「多文化共生の未来都市知立」の実現を目指して、それぞれテーマを設定(表参照)し、政策提言をまとめるものです。この企画は、政策提言を目的としつつ、生徒と市議会議員との会話(大人との会話)の機会を持つこととしています。各班のテーマは表のとおりで多彩です。テーマにもとづく話し合いは発展途上にあり、「外国人の言語の手伝い」など、多くは外国人に優しい町をどう作っていくのかという内容です。

知立市の観光、人口増対策などを真剣に模索

   佐藤議員は、C・D・G班と意見交換をしました。C班では「知立市の観光について」、現状の質問がありました。生徒に市内在住の人はと聞いたところ、在住者はゼロでした。知立市には、知立市観光振興計画があり、知立市の取り組みを知ること、現状を知ることから始めたらどうかとの意見を述べました。
 D班は「老若男女問わず、活力のある町へ」をテーマに、高齢者・子育て世帯への支援が手厚いのに、人口が増えていない現状はなぜかとの質問がありました。アパート住まいの人が住宅購入時、知立の地価が高いため、近隣市へ転出する実態があると説明、他市に比べ高齢者・子育て世帯への支援が手厚いのか調べることも大切ではと意見を述べました。
 G班は「グローバルシティ」などをテーマに、市内在住の外国人とのイベントによる町おこしについて話し合いました。イベント開催について、どこに相談したらとよいか質問があり、市の協働推進課や外国人在住者の多い知立団地の自治会に話を聞くことや、市の昭和未来会議の取り組みなどを知ることが大切ではと助言しました。
 佐藤議員は最後の挨拶で、意見交換した班のテーマは、いずれも市政の課題であり、市の現状や取り組みを知ることなど認識を深め、今後、高校生の新鮮な視点で政策提言して欲しいと激励しました。

コラム

 

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