市政の動き−議会報告
【23.06.02】NO.2180 愛知県下 各市町で進む子育て支援策 学校給食・18歳までの医療費・保育料の無料化
入院・通院とも18歳まで無料は30自治体 学校給食の無料化や補助は23自治体に
今年は、統一地方選が行われましたが、選挙を前にした３月議会で、各地で住民要求に基づいた取り組みが行われ、子育て支援を中心とした医療・福祉の施策が前進しています。
日本共産党愛知県委員会自治体部が、報道や議員情報などで得られた主な到達点を紹介しています。
18歳までの医療費 無料化を新たに実施
今年度から新たに実施した自治体は次の通りです。
美浜町 23年４月から入院を無料化
阿久比町 23年10月から入院を無料化
東浦町 24年度から入院・通院と もに無料化予定
大治町 23年10月から入院・通院ともに無料化
稲沢市 23年度内、入院も無料化
大口町 23年４月から通院も無料化
清須市 23年７月から通院も無料化
豊橋市 24年１月から通院も無料化
みよし市 23年４月から24歳までの大学生・院生の入院を無料化
◆県下54自治体中の92％が18歳までの何らかの無料化を実施し、入院・通院とも18歳まで無料としている自治体は30自治体、55％になりました。
知立市は入院のみ18歳まで無料化、通院は15歳までの無料です。
学校給食の無料化・保護者負担軽減は23自治体に
無償化＝豊根村、飛島村
補 助＝岡崎市、津島市、豊田市、安城市、岩倉市、豊明市、愛西市、あま市、長久手市、碧南市、犬山市、 小牧市、みよし市、東郷町、大口町、大治町、蟹江町、扶桑町、大治町、設楽町、東栄町
※その内特徴的な補助は、
犬山市＝ 第２子以降＋小６中３を無償
小牧市＝ 第３子以降＋中学第２子以降無償
安城市、岩倉市、扶桑町＝ 第３子以降無料
知立市は実施していません。
保育施設等の給食費補助は30自治体
無償化＝ 新城市、東浦町、東栄町、豊根村
補 助＝ 豊橋市、一宮市、豊川市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、蒲郡市、犬山市、小牧市、
稲沢市、東海市、知立市、豊明市、田原氏、愛西市、清須市、北名古屋市、みよし市、豊山町、大口町、飛島村、南知多町、設楽町
保育料無料化の新たな動き
保育料は保護者の収入に応じて保育料が決められいますが、現在は国の無償化方針で3歳以上と３歳未満で住民税非課税世帯は無料となっています。
明石市は２０１６年、全国に先駆けて全年齢で第2子以降の保育料を無償化。現在、国の無償化から除外された３歳未満児も第２子以降の無料が続いています。
愛知県では、小牧市が３歳未満児の保育料無償化（全年齢で無償化）にふみきり、日進市は第３子以降の３歳未満児の保育料無料化実施。津島市は第２子以降の保育料完全無料化。
知立市は、従来からの第２子は半額、第３子は無料にとどまっています。
知立市の対応は
どの分野でも、「他市の様子を見て検討したい」という市長、他市の積極的取り組みを、ぜひ検討し、「子育て日本�気涼領�市」を実現してほしいものです。財政力だけの問題ではないのでは済まされません。
