市政の動き−議会報告

【23.07.17】NO,2185 子育て支援につながる保育行政を いつでも必要な時に利用できるために

少子化対策・子育て支援には  年間通して待機児童をゼロに

   6月議会一般質問で日本共産党の中島たかし議員は子育て支援としての保育行政について質問しました。保育士配置基準を改善するための必要保育士数、産休明け予約、途中退園、待機児童数を明らかにし、緊急入園希望に対応できないか質しました。また、外国籍児童の入園状況についても質問し、高根保育園、さくらんぼ保育園での聞き取り状況を紹介し、市の対応を質しました。

知立市の保育士配置基準を保育団体要望に見直すと26人の保育士が不足

   異次元の子育て支援を標榜する岸田政権は、国の保育士配置基準の改定も検討課題にあげましたが、4・5歳児クラスに実際に加配した大規模保育園に対しのみ補助することでお茶を濁すことになりそうです。
 現在の国の保育士配置基準は4・5歳児は1人の保育士で30人の子どもを見る30:1のまま70年間も変えられていません。国は、保育士配置基準を変えると保育士が不足し、混乱ずると言っていますが、保育士資格を持っていても働いていない人は大勢います。厳しい就労条件では保育士が集まらないのは当然です。厳しい条件のもとでは、一人一人の子どもに寄り添う保育はできず、働き甲斐のある職場になりません。保育士配置基準を改善し、ゆとりのある保育ができるようになれば、保育士不足も解消します

待機児4月は0、昨年の例では12月16日時点では42人

   最近では毎年、4月1日段階での待機児は0が続いていますが、徐々に待機児が増え始めます。待機児と途中退園の状況について質したところ次表のように昨年12月16日時点の待機児は計42人。途中退園の人数は合計82人との答弁。途中退園は年間82人もいるため、6月16日時点では0歳〜2歳児で26名いた待機児は9月16日時点でも0・1歳児27名に収まっています。今年6月時点での待機児は、0歳児 名、1歳児 名です。

外国籍園児は106名 高根保育園に40人

   保育園の外国籍児童の状況を質したところ、高根保育園の40名を筆頭に市立保育園9園で106名が在籍しているとの答弁。
 高根保育園、さくらんぼ保育園での聞取り調査の中で得た、生活習慣や食文化の違いでの問題点を紹介し、対応状況を質問しました。
 日本語が通じにくい親とのコミュニケーションについて、高根保育園ではポルトガル語通夜1名を配置しているが、他の言語は言語翻訳ソフトやポケトークを利用していると答弁。他の園でも連絡やお便りにルビをふったり、事務仕事に時間がとられ負担が重くなっている状況への対応を要請しました。
 現在3歳以上については保育料・幼稚園費は無料になっていますが、3歳未満児は、各自治体ごとに保育料が決められています

すべての保育料を無料に 犬山市が4月から実施

 犬山市は今年4月からすべての子どもの保育料を無料にしましたが、知立市も無料にするにはいくらかかるかと質問。1億2700万円との答弁に知立市も無料化に向けて進むことを要請しました。

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