市政の動き−議会報告
【23.07.17】NO.2186統一協会提出の陳情に反対知立市議会が良識を示す
庁舎内での政党機関紙の配達等の禁止を 求める統一協会陳情を全会一致で不採択
知立市議会6月定例会へ八橋町在住の石原悟氏から、「庁舎内における職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金を自粛するよう求める陳情」「全国霊感商法対策弁護士連絡会の不当な声明に対する陳情」が提出されました。陳情は、日本共産党と全国霊感商法対策弁護士連絡会を敵視、攻撃する内容。審査は、議会運営委員会で行い全委員で不採択すべきとし、6月30日の本会議、全会一致で不採択としました。以下、「庁舎内における職員への政党機関紙」に関する陳情を報告します。
反共攻撃を展開し、 市議会及び市を恫喝
陳情者は委員会での意見陳述(陳情理由)で、「日本共産党は、公安調査庁の『破壊活動防止法』の監視・調査団体」。1951年から2年間、「武装闘争の戦術を採用し、殺人事件、騒乱事件を引き起した」「この様な、反社会的・反国家的団体の政党機関紙を庁舎内で勧誘・配達・集金を許すならば共産革命を支持し、その資金源を提供することになる」と虚偽の反共攻撃を展開し、市議会及び知立市を恫喝しました。
反共攻撃に道理がないことを陳情者が証明
日本共産党の佐藤おさむ議員は陳情者に対し、「日本共産党が『破壊活動防止法』の監視・調査団体で、反社会的・反国家的団体」と言っているが、公安調査庁が共産党の団体活動の制限及び解散を公安委員会に申請した事実はあるのか」と質問、陳情者は答弁不能になりました。
日本共産党は破壊活動と無縁であり、公安調査庁が何十年も監視・調査を行っても破壊活動防止法に抵触する事実はなく、破防法による団体活動の制限も解散申請もできませんでした。また、陳情者は1951年から2年間、「武装闘争の戦術を採用し、殺人事件、騒乱事件を引き起した」と主張。具体的事例はの質問に対しても答弁不能となり、日本共産党への事実無根の誹謗中傷に過ぎないことを陳情者自ら証明する結果になりました。
庁舎内の政党機関紙配達等は良識の範囲内で許容
委員会審査には、副市長、総務部長及び総務課長が参考人として出席。田中健委員は、参考人に陳情項目に対する見解を質問しました。総務課長は、◆職員の政党機関紙講読は個人の自由。◆庁舎内の業務に支障をきたさない良識の範囲内での配達等は許容され、現状は良識の範囲内で行われている。◆購読は圧力をかける不当なものではないと認識している。◆調査については、そういった声も上ってきていない、講読は個人の自由であり、調査するものではないと判断している。◆相談窓口の設置は、「相談窓口は開設されている」と示しました。委員会では全委員が、参考人の見解を共有し、陳情を不採択にしました。
佐藤議員は本会議討論で、委員会での市当局の見解は、憲法が保障する政治的自由を保障するというもので、全議員での不採択を期待すると発言。陳情は全会一致で不採択となりました。
知立市及び知立市議会の良識を内外に示す結果となりました。
=^コラム=統一協会って どんな団体?
教義の中心は。最初の人類であるアダムとエバの時代にエバがサタンと不倫をし、人類は原罪を背負いサタンの血統になり不幸となった。メシアである文鮮明が選んだ純潔の女性が、文鮮明が指名した男性と結婚し、原罪のない子どもが生まれて初めて人類が救済される。これが「祝福」であり、その象徴が「集団結婚式」である。今、信者2世の間で結婚の自由などが大問題になっています。
◆地上の「万物」(全ての財産)は、元々神のものである。サタンの世界=一般社会にある財産を本来の所有者である神、メシアである文鮮明に「復帰」させるのは善なる行為で救いになる。これが「万物復帰」の教義であり、霊感商法および多額献金へと導いています。全国霊感商法弁護士連絡会によれば、被害額は約1300億円にも。
世界各国に統一協会があるが、多額献金は日本だけ。韓国はアダム国、日本は原罪を背負ったエバ国(韓国を侵略した)とし、堕落したエバ国がアダム国に奉仕するのは当然とし、反日的教義で信者を霊感商法及び多額献金誘に駆り立てています。
◆統一協会の政治組織である国際勝共連合は自民党等への政界工作、選挙支援など、日本共産党攻撃の先兵の役割を果たしてきました。