市政の動き−議会報告
【23.11.08】��2199 知立市の地球温暖化防止対策、大きく 物価高騰対策は急務、全市民対象の対策を 日本共産党 立ち遅れ
９月議会で問題点指摘し、改善方向提案
９月定例議会が９月７日から29日までの会期で開催されました。主な議題は令和4年度決算認定、令和5年度補正予算（第5号）、廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例など、17議案に対して審議が行われました。日本共産党の佐藤おさむ、中島たかし両議員は一般質問、質疑、討論で当面する課題の問題点を指摘し、改善の方向性を提案しました。
Ⅽ０２排出量、国の削減目標30年までに 46％削減、知立市現在19％
中島たかし議員は、知立市のＣＯ2排出量削減計画の到達状況を質しました。市が独自で把握している数値はなく、県が発表している数値では、２０１３年度比20年現在、19％削減との答弁でした。削減された理由を質しましたが、コロナ禍での生産活動の低下等の要因をあげ、市の施策での効果を確認できませんでした。
太陽光パネル設置補助激減 市の現状把握方法確立を
太陽光パネルの設置状況については、市の補助金を利用した設置の数値しか把握しておらず（図� 法∈得顕椎愁┘優襯�ーの実際の普及状況は明かにされませんでした。これは、知立市が令和元年度から太陽光パネル単独での補助を廃止し、蓄電池とのセットでの補助に変えたためです。
中島たかし議員は環境省ホームページの知立市のＦＩＴ制度による再生可能エネルギー現状把握データ（図�◆砲鮗┐掘∋圓諒篏�制度データとの乖離状況を指摘しました。このデータからは多くの市民が、電気料高騰対策もあり、市の補助制度を使わずに、独自で太陽光パネルを設置していることを示しています。ゼロカーボンシテイ実現のためには、太陽光発電量を増やすことが急務で、太陽光パネル単独設置への補助を復活し、太陽光発電装置設置の実態把握ができるようにすることが必要です。
物価高騰対策、「まんぷくーぽん」でいいのか
令和５年度補正予算では、「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金」を使って、昨年行った「まんぷくーぽん」事業がまた提案されました。今年は昨年の千円、三千円コースに５千円コースを加えて各コースの３割を割引きます。使用するにはラインでの知立市との友達登録が必要です。
共産党市議団は、市の税収は上がって、余裕が生まれているが、市民のくらしは大変な状況になっている。市民のくらし第一と考えるのなら、増えた税収を市民のくらし応援に回すのは当然ではないか。市はまんぷくーぽんの目的をコロナ禍における市内の消費活性化による飲食店等の支援のためとしています。 今、緊急に支援が必要なのは飲食店だけでしょうか。まんぷくーぽんを使って、外食するのは、比較的経済的に余裕がある人たちで、いくら割引があっても外食できない人は大勢いる。昨年行った、「おとくーぽん」なら日常生活に欠かせない食料品や一般消費材にも使える。ラインを使えない人の為に紙の割引券も出して、全ての市民にいきわたるようにすべきと、反対討論で主張しました。
