市政の動き−議会報告

【23.11.21】NO.2202 企画文教委員会 日本語指導の「かきつばた教室」、児童生徒の居場所「むすびあい教室」を視察

かきつばた教室:絵付きカードでの日本語指導 むすびあい教室:最初の印象はとても楽しそう

   知立市議会企画文教委員会は11月2日、知立東小学校内にある「かきつばた(杜若)教室」、「むすびあい教室」、東小学校の図書館及び防災倉庫を視察しました。日本共産党の佐藤おさむ委員が参加しました。参加した委員からは、「直接見ることができて良かった」などの感想がありました。以下、視察概要をお知らせします。

初期の日本語教育、適応指導は3か月をめどに

   「かきつばた教室」は、労働目的等で来日した外国人の子ども(小中学校)を対象に初期の日本語教育や小中学校への適応指導を行うもので、通室期間は3か月以内をめど(左の上の囲み参照)としています。
 視察で訪れた「教室」には、ペルー人の小学4年女子、ブラジル人の中学2年男子、中国人の中学2年男子、ベトナム人の中学2年女子の4人が在籍していました。日本語指導員は、絵付きカードを使い指導していました。小学3年生の指導は一対一で、黒板に貼ってある絵を見て、絵の右の文章中のマスに文字を入れ、日本語を習得する内容(左の写真)で、他も同様の絵付きカードを使った丁寧な指導が行われていました。
 3カ月で初期の日本語を習得したとして、小中学校での授業についていくのは大変では、ましてや中学校から高校等への受験は、一層大変ではとの印象を持ちました。

中学卒業後も来室、「心の居場所」と信頼されている

   「むすびあい教室」は不安や悩みがあって、学校に行けない児童生徒が安心して過ごすことのできる心の居場所(左下の囲み参照)です。
 「むすびあい教室」に行って最初に目に入ってきたのは、女子児童と女性指導員が何やらゲームをしており、大きな声を上げて楽しそうにしていました。女性指導員は元小学校の校長先生で、ゲームは「新聞じゃんけん」といい、じゃんけんで負けると新聞を半分に折り曲げ、折り曲げられなくなったら負けと教えてくれました。小さくなった新聞を更に折り曲げるために飛び跳ね踏みつけて折り曲げていました。同教室には、パソコンに向かっている男子生徒が何やらやっていました。とても楽しそうにしていることが印象的でした。
 現在、2名の指導員で支援。今年度は27名が在籍し、1日15名位が通室し、常時10名位が給食を利用しているとのこと。中学卒業後も子どもたちは良く顔を出し、交流しているとのことで「心の居場所」として信頼されています。

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