市政の動き−議会報告
【24.01.07】NO.2209 小中学校体育館へのエアコン設置へ調査費を予算化 不登校の児童生徒への多様な支援の実施を 12月議会
小中学校体育館へのエアコン設置にむけ 市長が早速「調査費」約1500万円を予算化 12月議会
一般会計補正予算に小中学校屋内競技場(体育館)空調設備設置調査委託料が小学校1千80万円余、中学校460万円余が予算化されました。設置に向け大きく前進しました。
日本共産党はこの間、一般質問及び予算要望書で提案し、先の9月議会でも委員会質疑で計画的設置を提案しました。市長は「この暑さは危機的、副市長をリーダーに検討している。危機感を持って、何よりも早くやっていく」と表明していました。早速の対応に敬意を表するものです。
知立駅連続立体交差事業への 物価・人件費高騰の影響は
知立駅連続立体交差事業は2021年度見直しで、事業費182億円増の792億円に、事業期間を5年の伸ばし28年度完成としました。昨今の物価高騰は、建設・土木資材価格を21年1月と23年10月比較で29%上昇。人件費も9%上昇しています。
日本共産党は物価高騰の影響で事業費が増え、県から更なる負担増を要求されても応じないよう改めて要求しました。市は「21年度見直しは精査されたもの」と、見直した範囲でいける旨の答弁をしました。
「誰ひとりとり残さない」 教育環境の整備を提案しました
文部科学省は、昨年度の小中学校の不登校者数が前年度比で約5万4千人増え約30万人と発表。市内小学校116人、中学校153人で全国同様1・5倍増えました。
日本共産党は、フリースクール利用者への経済的支援を提案。林市長は「国の予算措置があるか確認したい」と独自支援に言及せず。広島市、春日井市等がNPOと連携実施しているオンラインでの不登校の児童生徒の居場所及び学習支援例を紹介し、知立市での実施を提案。又、学校図書館の充実、教室になじめない児童生徒の居場所としての活用を提案。市長は「総合教育会議に諮りたい」と答弁しました。
知立駅のミニバス バス停への暑さ寒さ対策を提案しました
知立駅でのコース乗り換えは、20分から場合によっては、それ以上待たなければなりません。利用者からは、「今年の夏は暑くて倒れそうになった」などの声が寄せられ、寒くなった今日この頃は「トイレが我慢できない。何とかならないか」などの声が寄せられています。
日本共産党は12月議会、利用者の声を紹介し、早急にエアコン設置すべきと提案しました。市は「優先順位がある」「検討しないわけではない」と答弁し、設置の必要性を認めました。速やかな対応が求められています。
2024年度 国民健康保険税 1人平均2万円前後の値上!
12月議会での補正予算質疑で、市は2024年度の国民健康保険税が「1人平均2万円前後の引上げ」になると答弁しました。今年度は1人平均3770円、総額3780万円余の値上をし、基金2億3千万円を繰入れて国保会計を運営、基金はほぼゼロとなる見通しです。24年度は一般会計繰入もなく基金繰入がない場合、2万円もの大巾値上となります。4人家族で8万円もの増税は、物価高騰下ありえません。
日本共産党は、物価高騰が市民の暮らしを直撃するなか、一般会計繰入を行い保険税の値上をしないよう提案しました。
謹賀新年 今年も宜しくお願いします 日本共産党知立市議団