市政の動き−議会報告

【24.02.18】NO.2215 令和6年度予算案、5年度補正予算案と 国保、介護保険保険料引上げ条例案も

第9期介護保険料は12・4%の引上げ  所得区分段階を12段階から17段階に

   2月13日、知立市議会は2月臨時会に引き続き、3月定例議会の議案説明会が開催されました。3月議会には令和6年度当初予算案をはじめ令和5年度補正予算、環境基本計画改定案、会計年度任用職員の処遇改善条例など併せて30議案が上程されます。その中で市民への負担増となる介護保険条例改正案と国保税改正案についてお知らせします。

介護保険料第8期は据置くも、9期は引上げ

介護保険は3年ごとに保険料の見直しが行われ、来年度から9期に入ります。前期の実績と次期の見込みから保険料を計算します。第8期は介護給付費準備基金を繰り入れることで保険料を据え置くことができましたが、第9期は基金がほぼゼロとなり、一般会計からは法定繰入分のみの繰入となるため、大幅な引上げとなりました。

第8期は新型コロナの影響か訪問介護増で費用増

 長寿介護課の説明によると、第8期の3年間は新型コロナの影響で通所介護が減り、訪問介護が増え、費用が大幅に増加したとのこと。現在もコロナの感染は続いており、予断を許せません。全国的には介護保険料は毎期引き上げられ、第8期は第1期の2倍以上になっています。 

介護保険料は所得段階別保険料

   介護保険料は所得段階ごとに決められ、所得が多い人ほど高くなります。
知立市は所得税非課税世帯には公費により保険料の軽減を実施しています。

区分段階を増やし、低所得世帯の負担軽減が実現

   日本共産党知立市議団は11月に提出した令和6年度予算に対する要望と提言の中で、介護保険料について低所得者の負担増を抑えるために、区分段階を12段階から増やして、高額所得者の負担割合を増やすことを要求しました。今回の改定は区分段階を17段階に増やしています。これにより、最高段階の引き上げ額は8万1900円の引上げとなり、低所得層の負担を引き下げています。国は標準段階を13段階と示している中で17段階としたことは評価できます。
 知立市は全国や県の平均に比べて高齢化率が低く、介護保険料も低く抑えられてきましたが、今後も介護予防活動を充実させることや、介護事業に対する助成制度の充実が求められます。

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