市政の動き−議会報告

【24.06.23】NO.2230 元国道以北の南北線と東海道の新交差点 現在同様に信号機と横断歩道の設置を

「東海道往来は歴史的アイデンティティ 壊すことは許せない」

   知立市は鉄道高架事業と併せ幹線道路整備に取組み、知立駅西を南北に貫く知立南北線(南陽通りから保健センター間)を整備します。全線完成は、2038年頃になりますが、元国道以北保健センター間(図参照)は、23年度に事業着手・33年完成予定です。南北線と東海道が交差する新交差点は、人々が往来出来ないように分離帯設置及び信号機を設置しない方向で検討しています。地域住民から日本共産党に「東海道往来は住民ののアイデンティティ、壊すことは許せない」の声が寄せられ、佐藤おさむ議員は6月議会一般質問で信号機設置を求めました。

宿場町池鯉鮒の繁栄を偲ばせる歴史的遺産

 東海道五十三次の三十九番目の宿場町として栄えた池鯉鮒宿。知立市の歴史を形作ってきた東海道。知立まつりの五月二日には山町と中新町の山車が巡行し、三日には街道沿いの山町、中新町、本町、宝、西町の五ヵ町すべての山車が東海道を巡行して知立神社へと宮入をします。東海道は、宿場町池鯉鮒の繁栄を偲ばせる歴史的遺産でもあり、日々の生活に欠くことのできない生活道路です。行き来できないなんて考えられないことです。

公安委員会の現時点の見解は「信号を付けない」

 信号機設置の是非は愛知県公安委員会の権限に属し、現時点の見解は以下です。
◆交差点との距離が短く、今後、連立事業の完了に合わせて交通量もこの道路、南北線自身が増える見込みから、事故を誘発する可能性が高いため、信号機の設置は難しい。
◆分離帯の設置は、交差点に対する歩行者の乱横断を防止するために設置するとのことです。

 

 

まだ、何も決まっていません。信号機設置まで頑張ろう

 日本共産党は、「東海道の往来ができなくと困る」「祭りの山車が通れないなんて考えられない」「東海道往来は知立のアイデンティティ、壊すことは許せない。何とかして」「全議員が力合わせ通れるようにして」との住民の声を紹介し、信号機設置を強く求めました。市は全線開通で「1日の交通量は1万2200台、元国道以北は9800台に増える。信号間の距離が150mないと原則信号機は付けれない」と答弁しました。
 日本共産党は、信号機は道路における危険防止、交通の安全と円滑化等のためのもの、設置できないとの見解は矛盾している。現交差点と知立駅北交差点の距離は150mに満たないが設置できている。鉄道高架でまちの一体化を図るとしながら、信号機を設置せず、分離帯を設置して東海道を分断していいのかと指摘し、強く設置を求めました。市は「住民の声は聞いている。地域の実情に基づき、交差点ごとに設置されるもの。公案委員会と協議していきたい」と答弁しました。
 まだ、何も決まっていません。
みんなの願いを集め、信号機設置まで頑張りましょう。  

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