市政の動き−議会報告
【24.07.21】NO.2234断熱窓への改修で省エネ・省CO2 先進的窓リノベ事業に国補助金
高い断熱性能を持つ窓への改修に 窓費用の½相当額を定額補助
経済産業省と環境省は令和４年度から先進的窓リノベ事業を行っており、既存住宅の熱損失が大きい窓の断熱性能を高めることによりエネルギー価格高騰への対応（冷暖房費負担の軽減）や、家庭部門からのＣＯ2削減を目的として補助事業を行っています。日本共産党の中島たかし議員は昨年９月にこの事業を使って自宅の居間に内窓を設置しました。猛烈な暑さが続いている今夏にその効果を実感していますのでお知らせします。
補助金申請は工務店が代行
補助申請はリフォーム事業者が申請し、住宅所有者等に全額還元します。
昨年６月に出入りしている工務店に相談して、樹脂・複合ガラスサッシの内窓を発注しましたが、サッシの注文が殺到していて工事は９月に実施。工事時間は２時間程度で終了し、代金支払いは補助金が確定した後、差額分を支払いました。サッシの大きさは高さ２ｍ×幅１・８ｍと２ｍ×１・３ｍの大型４組と高さ１ｍ×幅１・２５ｍの小型２組でした。総費用は70万円かかりましたが補助金22万円が引かれて48万円を支払いました。
断熱・防音効果は絶大 灯油、電気使用量も減
居間の広さは23�屬韮餌罎離┘▲灰鵑靴�ないため冬は石油ストーブを使い、夏は扇風機も使っていましたが、夏の暑さは耐えられませんでした。内窓を設置した今年は外気温度が35℃を超えても空調が効いており、効果を実感しています。防音効果も大きく、道路の車の音も気にならなくなりました。
家庭でのエネルギー消費 冷暖房で28・７％
一般家庭で消費されるエネルギーの内、暖房で２６・３％、冷房で２・４％、給湯で２８・7％が使われています。部屋の冷暖房を考えると室内から外気に出入りする熱の大部分は窓からのものであり、アルミサッシはアルミの熱伝導率が高いので、サッシを樹脂や木製に替えることで断熱性が高まります。ガラスも１枚ではなく間に空気層を挟む２重・３重ガラスにするとさらに断熱性能が上がります。
一般家庭でのゼロカーボンハウスのすすめ
来年４月から施行される「改正建築物省エネ法」では全ての新築される建物に一定以上の断熱性能が求められます。既存建物には断熱性能の規制はありませんが、エネルギー価格高騰対策としても太陽光発電や太陽熱温水器の設置と共に既存住宅でできる大きな地球温暖化対策ではないでしょうか。
中島家では２００６年から太陽光発電を導入し、オール電化としました。２０１２年からＦＩＴ制度が始まり売電価格の上昇で家庭でのエネルギー代はゼロになりましたがＣＯ2排出量は年間１トン程度排出していました。卒ＦＩＴを契機にオール電化をやめて台所と給湯設備をガスに替えると電気の使用量が半減し、ガスのＣＯ2排出を含めても冷暖房を使わない時期はゼロカーボンを達成しています。
