市政の動き−議会報告

【24.08.11】NO.2237 第47回議会報告会を開催、3常任 委員会の政策提言について報告

地域防災力、温暖化対策、まちづくり テーマ別グループに分かれ意見交換

   知立市議会は8月4日(土)、第47回議会報告会を知立市中央公民館で開催。今回は3常任委員会の市への政策提言について報告、その後、テーマ別にグループに分かれて参加した市民のみなさんから提言への率直な意見を頂きました。今回の参加者は、猛暑にもかかわらず会場に18名。オンラインでの参加者は3名でした。以下、概要をお知らせします。

企画文教委員会の政策提言は「地域防災力の向上」

 企画文教委員会の提言は「地域防災力の強化」。提言趣旨は「災害発生時の迅速かつ適切な対応、地域住民の防災意識向上・自助力・共助力の強化が重要」とし、◆家庭用防災用品購入補助事業を創設し、市民の自助力の向上を図ること、◆市民防災学校などの講座を開設し、市民の防災意識向上を図ること、◆小中学生の防災教育と自主防災会の防災活動をさらに推進し、現在と将来の防災の担い手の育成を図ること。
 

市民福祉委員会の提言は「ゼロカーボンシティ実現」

   市民福祉委員会の提言は「ゼロカーボンシティ実現」。提言趣旨は「知立市の温室効果ガス削減目標2030年度まで13年度比46%。21年度までの削減は37%程度で目標達成が危ぶまれる」などとし、◆行政、事業所、市民が一体となって推進するため、事業者、市民向けの勉強会や意見交換会を継続的に開催し、地球温暖化対策の意識向上を図ること、◆国の「住宅・建築物省エネ改修推進事業」を市民に広く周知し、新築、既存住宅の省エネを推進すること。知立市に所縁ある太陽熱利用温水器補助事業に対し、市単独補助を増額すること。◆ゼロカーボンシティ推進の市民向けパンフレットを作成し、ゼロカーボンシティ実現の道筋を示すとともに、補助内容等を記載し、町内会や業界団体等への説明会を開催し、創エネ・省エネ意識を高めるよう努めること。

建設委は「居心地が良く歩きたくなるまちなかづくり」

 建設水道委員会の提言は「居心地が良く歩きたくなるまちなかづくり」で提言の趣旨は、「知立駅周辺エリアでは、知立駅付近連続立体交差事業等のハード面の整備に合せ、エリアの賑わいの創出、魅力向上を図る事業が実施されている。国は『居心地が良く歩きたくなるまちなかづくり』を推進している」とし、◆歩行者利便増進道路(ほこみち)を導入する、◆知立駅南交通広場にトランジットモール(路線バス・タクシーを除く車両通行禁止エリア)を導入する、◆知立駅南土地区画整理内に民間の活力を活用した公共施設を整備する。

市民からの意見は

・地域の防災力の向上では、「町内会加入者が少ない。地域の交流が少ない」など意見があり、地域の繋がりが大切などの意見がありました。
・田んぼのメタンガス排出抑制、学校の窓の断熱化、広報で温暖化対策の特集は出来ないのかなどの意見がありました。
・知立駅南への公共施設について、「市会議員は市役所と考えている」という発言に、「何か誘導的で違和感を覚えた(後日談)」などの意見がありました。  

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