市政の動き−議会報告
【24.09.15】NO.2241 可燃ごみ袋1枚６円値上げ 容器包装以外のプラ廃棄物も回集
値上げ理由は可燃ごみを減らすため プラスチック廃棄物の減量が大事
知立市議会９月定例会は９月９・10日本会議質疑が行われました。日本共産党の中島たかし議員は「知立市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例」の改正について質問しました。改正内容は、現在、容器包装に使われているプラスチックに加えてプラスチックだけでできている製品廃棄物も回収対象にすることと、可燃ごみの袋代として払っている手数料を１枚につき６円値上げするものです。
法改正でプラスチック製品の再資源化が必用に
令和３年に制定された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」に基づき、これまでのプラスチック製容器包装廃棄物に加えてプラスチックのみでできている廃棄物も一緒に回収することが自治体の努力義務となります。現在緑色の指定袋で回収していますが、来年４月からは青色に変わります。可燃物の指定袋は「燃やすしかないゴミ」と印刷された袋に変わります。従来の袋も当面はそのまま使えます。
再資源化のための処理方法や費用負担も 変わります。
これまでの容器包装プラごみから様々な形態のプラ製品が集められるため、用途別に分別して再生事業者に渡すため、新たな処理ルートが必用になります。
これまでは99％特定事業者が負担していた費用も自治体負担が１００％となり、国からの交付金などで処理します。
指定袋代値上げで可燃ごみを減らせるか
今回の条例改正のもう一つの争点は可燃ごみ指定袋の値上げです。値上げの理由を質すと、「可燃ごみとして廃棄されているプラスチック製のゴミを資源物として回収するため」との答弁。果たして可燃ごみの袋代を値上げすることで、可燃ごみからプラスチックごみが資源物として回収できるようになるのかはなはだ疑問です。物価高騰で袋の原価が上がったというのであればわかりますが、それは理由ではないようです。
回収方法変更には丁寧な説明必要
今でも汚れたプラごみやペットボトルは可燃物に入れるのかなど迷うことも多い資源回収です。新たに回収品目を増やし、資源物の効果的回収を行うには、丁寧な説明と市民の環境意識を高めることが必用ではと指摘しました。
マイナ保険証への一本化は混乱招く
私たちが普段お世話になっている全国の保険医で構成される「全国保険医団体連合会」がマイナ保険証一本化に反対し、「保険証を残せ」と署名活動をしています。
マイナ保険証で一本化すると保険料を払っていても「無保険扱い」になる患者が生まれるというのが反対の理由。�々洪桂困譴鬚垢襪般喫欷碓靴い砲覆覘∋餝幣霾鵑諒儿垢�あった場合に、情報更新にタイムラグがある�Ｄ篥邸�機器不具合などでシステム障害があると使えない。現在でも保険医協会の調べでは９０００弱の医療機関の中で約６割でトラブルが発生しています。マイナ保険証の利用率はカード保有者の約１割にすぎません。
12月２日で現行の保険証の新規発行は停止されますが、12月以前に発行された保険証は有効期限が切れるまで使えます。それ以降は資格確認書が発行され、保険証と同様に使えます。マイナ保険証に登録したけれど使っていない人には資格確認書は送られてきません。
資格確認書をもらうためにはマイナ保険証の登録を解除することが必要です。
