市政の動き−議会報告

【24.10.15】NO.2245 学校体育館へのエアコン、来年年末までに設置 小中学校給食費無償化の請願14:4で採択

【10校全てに、太陽光発電設備も同時設置  災害時避難所としての機能も考慮】

 

共産党市議団は学校施設へのエアコン設置を一貫して要求

 日本共産党市議団は小中学校へのエアコン設置を一貫して求めてきましたが、普通教室へのエアコン設置に続いて、昨年度は特別教室、福祉体育館への設置ができました。学校体育館への設置にはなかなか前向きの答弁が得られませんでしたが、急速な温暖化の中で大きな世論となり、昨年度刈谷市でも設置されました。 
 9月議会での中島たかし議員の一般質問の中で、知立市の学校体育館へのエアコン設置の具体的内容があきらかにされました。

CO2増加には太陽光発電で対応

 全小中学校に一気にエアコンを設置するには設計から始めていたのでは時間がかかるので、プロポーザル方式でのリースで設置します。リースでは普通の教育関係の交付金は使えないので、太陽光発電と蓄電池を同時設置することで経産省と環境省の補助金を申請するとのこと。
 完成は来年12月末を予定しています。

【請願事項】給食の質を落とすことなく、小中学校の全児童・生徒の給食費を無償にすること

   9月議会に提出されていた学校給食無償化を求める請願は、企画文教委員会での審議では、賛成多数で採択すべきものと決せられ、9月30日の最終本会議での討論・採決が行われ、賛成14:反対4で採択されました。賛成は共産党、篤心会、池鯉鮒クラブ、正和会。
 反対は民友クラブ、公明党でした。賛成討論は共産党の中島たかし議員が、反対討論は民友クラブの神谷文明議員が行いました。

反対討論

給食費無償化は賛成だが、国が責任を持つべきであり、市独自では事業費捻出が難しいので反対。

賛成討論

◆給食費無償化は全国の自治体が実施に踏み切っており、最近では、東京都や青森県、和歌山県など都・県段階での無償化も全国的な流れとなっている。
◆給食費無償化は少子化対策としても国が実施すべきで、知立市での実施は国を動かす力になる。
◆知立市の令和5年度決算での一般会計実質収支は14億6千万円の黒字であり、約3億円の給食費無償化ができないとは言えない。
◆無償化は多くの市民の切実な願い。

知立市での実施は新市長の決断で

 議会での請願採択は直ちに実施にはなりません。11月24日投票で市長選挙が行われます。予算提案権を持つ新たに選出される新市長の決断にかかっています。
 市民の願いを実現するには市長候補の政策を吟味して投票しましょう。

知立市エコプラン 遅れどうする

  市の施設・事業を対象とする「知立市エコプラン」は22
年度段階で13年度比12・8%と遅れています。この遅れに対する対策を質すと、公共施設への太陽光発電設置可能性調査を行った結果、22施設に542㎾の設置が可能。それにより約350トンのCO2削減が見込まれるとのこと。今年度は宝保育園に設置を予定しており、来年度学校体育館へのエアコン設置と合わせて太陽光発電設備を設置する予定とのこと。省エネ対策と創エネ対策でエコプランが大きく前進することが期待されます。

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