市政の動き−お知らせ

【25.02.02】NO.2260 マイナ保険証の利用率25%  健康保険証の復活が最善の方策

電子証明書、マイナ保険証 あなたのマイナカードの有効期限は?

   厚生労働省は「マイナ保険証」の昨年12月利用率が25・42%で前月比で約7%増にとどまったと発表しました。昨年12月2日に従来の健康保険証の新規発行を終了したものの、医療機関を受診した患者の4分の1しか「マイナ保険証」を利用しておらず、国民の大部分が「マイナ保険証」にメリットを感じておらず、健康保険証を使い続けています。マイナカードの有効期限は10年(18歳未満は5年)ですが、マイナ保険証等の電子証明書の有効期限は5年です。

今年から期限切れカード  大量に発生します

   今年は、2020年にマイナポイント開始でマイナカードの申請が増えてから5年が経過、電子証明書の有効期限を迎えます。5年後の誕生月までに更新手続きをしないと、マイナ保険証が使えなくなります。知立市の2020年以降のマイナカード発行枚数は下表のように20年度から急激に増えています。今年からカード取得後5年目を迎える人が一気に増えます。電子証明書の期限が5年であることや、そもそも電子証明書が何かを知らない人も多いと推察されます。有効期限3カ月前ぐらいから、国から通知が来ますが、更新手続きをしないと「マイナ保険証」は使えなくなります。

マイナ保険証を持っていない人は資格確認書

 知立市でのマイナンバーカードの保有枚数率は昨年12月末で78・6%ですが保険証登録率は不明。全国では人口の約6割の人が登録しています。「マイナ保険証」を持っていない人には、今後の健康保険証の有効期限が切れる前に「資格確認書」が送られてきます。「資格確認書」はそれだけで健康保険証と同様に使用できます。マイナ保険証を持っている人には「資格情報のお知らせ」が送られてきますが、「マイナ保険証」の期限が切れると役に立ちません。 

マイナ保険証の解除は 市役所で手続きを

   「マイナ保険証」の利用解除が昨年10月28日から可能になりました。昨年12月までに利用解除を申請した件数は、全国で4万5千件余、知立市では11月から今年1月27日までに19件の解除申請がありました。
今後、電子証明書の有効期限を過ぎても3カ月間は「マイナ保険証」は使えるようですが、「資格確認書」が自動的に送られてくるかはわかりません。いざという時に困らないように、マイナ保険証を使い続けるのか、「資格確認書」を使うのか決めておくことが必要です。
 今年新たに後期高齢者になる人でマイナ保険証を持っていない人には後期高齢者の資格確認書が送られてきますが、保険証登録をしている人には送られてきません。

混乱防止には健康保険証復活が最善の方法

 健康保険証新規発行停止で、「マイナ保険証」登録も増えていますが、今登録しても有効期限は変わりません。カード取得時から5年を過ぎれば電子証明書の期限は切れるので、更新手続きが必要です。国保の有効期限が切れる7月末と組合健保などの有効期限が切れる12月1日ごろには混乱が予想されます。市役所の事務作業量も大幅に増えることが心配です。健康保険証を廃止しなければ、従来のシステムで、余計な経費もかからなかったのに、大変な無駄使いになっています。

立憲民主党  保険証復活法案提出

   立憲民主党は、28日従来の健康保険証の復活を求める法案を衆院に提出しました。国会での審議が注目されます。

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